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オムロン、海外工場支援に有効な技術伝承システムを提案

[issued: 2007.01.19]

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 オムロンのインダストリアルオートメーションビジネス(IAB)カンパニーは、国内のマザー工場と海外工場をオンライン接続して、実装ラインにおける外観検査技術の伝承や工程改善を行えるシステム「SOBA for Factory」を開発した。実装ライン用基板検査機で世界トップシェアを占める「VTシリーズ」や、実装品質向上ソリューション「Q-upNavi」と組み合わせた提案を行っており、06年末からは一部顧客の工場で運用を開始している。

 同システムは、複数のユーザーが情報を双方向でやりとりできるP2P型ネットワークアプリケーション「SOBA(Session Oriented Broadband Applications、ソーバ)」の応用技術の一つ。基本構成では、マザー工場と海外工場にそれぞれSOBAクライアントをインストールしたPCを配置し、工場現場でそのまま教育を受けることが多い海外工場側には、設備LANのセキュリティを確保するためのSOBAゲートウェイを設置する。さらに海外工場では、伝承されたノウハウを蓄積・管理するソフトウエア「Q-upCases」も導入する。

 システムの導入により、マザー工場の熟練エンジニアは、海外工場の検査機と接続している端末画面を見ながら、遠隔操作で問題解決手順を実演したり、音声、画像、文字などによるワンポイント解説を行うことができる。このオンラインOJTを積み重ねることで、海外工場の工程改善以外にも、人材育成や事例蓄積によるノウハウ資産化が容易になる。
 ITソリューション事業部実装ソリューション部の橋本泰生部長は「検査機を使って不具合などが見えるのは当たり前のこと。その見えた結果を使って、どのように現場を改善できるかを提案することが重要だ。SOBA for Factoryも加えて、実装ラインでの品質改善ソリューション提案を強化して行く」と話している。


実装ラインの検査ノウハウなどを国内にいながら海外工場の現場に生かせるオムロンのSOBA for Factory。インターネプコン会場では、海外工場(右)で表示している端末画面を、日本工場(左)の画面で見ながら遠隔操作できるデモを行っていた




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