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三洋電機、結晶シリコン系太陽電池セルで変換効率22%を達成

[issued: 2007.06.20]

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三洋電機のHIT太陽電池セル

 三洋電機は、独自構造のHIT(Heterojunction with Intrinsic Thin layer)太陽電池で、100.2cm2という実用サイズのセル面積では結晶シリコン系太陽電池として世界最高となる変換効率22.0%を達成した。今後は変換効率22%での製品開発を進め、2010年度までに量産できる体制構築を目指す。

 HIT太陽電池は、発電層である単結晶シリコン基板表面に高品質なアモルファスシリコン層を積層することで、電荷の再結合損失を低減して変換効率を高めている。今回の成果では、単結晶シリコン表面の清浄性を高める洗浄技術と、アモルファスシリコン層形成時の表面へのダメージを抑制する技術を開発することで界面の高品質化を実現。電荷の再結合損失を低減して、太陽電池の最大発電電圧である開放電圧を従来の0.718Vから0.722Vに向上した。太陽光を有効利用する光閉じ込め技術では、表面のμm単位の凹凸のサイズと形状を最適化して、太陽電池の最大発電電流である短絡電流を38.37mA/cm2から38.64mA/cm2に向上した。

 同社はこれまでHIT太陽電池セルの変換効率として、研究開発レベルで21.8%、量産品で19.7%を達成している。また2006年6月に、2010 年度までに400億円以上を投資して年間生産量を600MW以上に増強し、セル変換効率22%以上の製品の量産を目指す「HIT太陽電池次世代プログラム」を策定するなど、事業拡大を進めている。



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