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MECHATROLINK協会、Ethernetベース高速100Mbpsの新規格対応コントローラとサーボドライブを開発
[issued: 2007.11.09]
MECHATROLINK—Ⅲ通信ASIC
現在普及しているMECHATROLINK-Ⅱは通信速度10Mbps、最大スレーブ数30局、リピータ使用時の総延長距離は100mで、これまでの総出荷ノード数で48万ノードに達する。製品もPLC、モーションコントローラ、サーボドライブ、ステッピングモータ、インバータ、I/O、温調器など150機種以上が対応し、さまざまな産業機械装置に適用されている。
この一方、最近は生産ラインに合わせた柔軟なシステム対応、ネットワークの高速化や制御軸数の増加などによる大規模システムへの対応が求められてきた。「従来のMECHATROLINK-Ⅱでも80~85%まで対応可能だが、さらにそれ以上の高速性や精度を争う需要がある。半導体のボンダのようにタクトを争う需要、電子部品の製造でアナログ的に射出成形の押し出し加工の高速変化制御を求める需要、サブミクロンからナノ精度を争う工作機械の変化点での応答性を追及する需要などだ」(事務局)。
この需要に対応するMECHATROLINK-Ⅲでは通信の物理層にEthernetを採用し、100Mbpsの高速伝送と最小伝送周期31.25μsのリアルタイム性、特にモーション制御に必要となるスレーブ間での完全同期制御を保証している。製品への実装を容易にする小型の通信用ASICも開発済みで、装置メーカーなどに公開している。ケーブルはカテゴリ5(1000BASE-T)対応シールドタイプ(FTP)のLANケーブル。
またスレーブ接続数を最大62局(従来30局)、ノード間距離を最大100m(従来全体で50m)として大規模システムへの適用性を高めたほか、最小局間距離では20cm(従来50cm)、伝送バイト数では8/16/32/48/64バイト混在可能(従来17/32混在不可)、接続形態も従来のバス形に対し、カスケード形、スター形、ピアツーピア形のいずれにも対応するなど、ネットワークの柔軟な接続性を実現する。
同協会はオムロン、デジタル、安川電機、安川情報システム、横河電機の5社を幹事社に07年11月現在で226社が参加。MECHATROLINKは今年SEMI規格E54.19の認定を受けたが、今後IECなどでの標準化対応にも注力する。(甲斐真一郎)
MECHATROLINK—Ⅲの機器構成例
MECHATROLINK—Ⅱ とⅢの仕様比較
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