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NICT、衛星搭載用ソフトウエア無線機を開発

[issued: 2007.11.28]

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衛星打ち上げ後に通信機の回路を再構成できるソフトウエア無線機の実証モデル
衛星打ち上げ後に通信機の回路を再構成できるソフトウエア無線機の実証モデル

 情報通信研究機構(NICT)は、衛星打ち上げ後に通信機の回路を再構成できるソフトウエア無線機の実証モデルを開発した。衛星通信は、地上の通信インフラに依存することなくネットワークを構築できる利点があるが、衛星搭載技術は10年から15年の衛星寿命を通じて新技術を適用できない問題を抱えていた。NICTは衛星上で変調、復調などの信号処理を行う再生中継器に、回路構成をソフトウエアで変更できるS-RAM型FPGAを採用し、各種試験により必要な機能と性能を評価した結果、通信方式の変更に柔軟に対応できることを確認した。再生可能な回路素子を複数搭載することにより、故障した回路の切り離しと再構成も可能になる。

 開発したソフトウエア無線機部は、幅320×奥行き270×高さ131mm、重さ7.25kgで、消費電力は25W以内。QPSK(四位相偏移変調)と16QAM(16値直交振幅変調)の通信方式により、16kbps、63kbps、250bps、1Mbps、2Mbpsのデータレートで送受信できる。打ち上げ後に新機能を追加する構成データアップロード機能と放射線などの影響により構成データに生じるエラーを検出する機能を備え、ハードウエア化されたWebサーバも備えている。NICTでは2010年頃に軌道上における実証を目指し、構成データを放射線から防御する技術の確立や広範囲のアプリケーションに適応できる中継技術の開発を継続する。

再構成通信機の将来利用イメージ
再構成通信機の将来利用イメージ


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