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日本精工、高耐熱・高強度の生分解性プラスチックを開発

[issued: 2008.01.09]

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生分解性プラスチックを採用した軸受け
軸受の構成部品の保持器とシールに生分解性プラスチックを採用

 日本精工(NSK)は、ベアリングなど構造部材に適用可能な耐熱性と強度を備えた生分解性プラスチックを開発した。生分解性プラスチックは、土壌中に放置すると微生物により二酸化炭素と水に分解され、環境配慮型製品に採用が広がっているが、耐熱性や耐久性が必要な機械部品には実用化された例がない。

 開発材は耐熱性に優れたポリビニルアルコール(PVA)に繊維状補強材と柔軟性改良材を配合したもので、生分解性プラスチックとして知られるポリ乳酸より、引っ張り強度と剛性が高い。

 高強度生分解性プラスチックは、融点が摂氏約200度で、120度で1,000時間放置してもほとんど劣化しない。開発材は土壌中で、180日で60%以上生分解される。NSKは軸受の構成部品の保持器とシールにこの材料を使用し、生分解性の同社エクセラグリーンNS7グリースを充填した環境配慮型転がり軸受を試作した。この軸受は特殊形状の内外輪を採用することで、50%の低トルク化を実現し、摂氏100度、1万回転、5,000時間の耐久試験で十分な耐久性を確認できた。低トルクであるため、省エネルギーに貢献することも期待できる。

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