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JFEスチールと独TKS社、自動車向けに新型高張力鋼板を開発
[issued: 2008.01.29]
JFEスチールと独ThyssenKrupp Steel(TKS)社は1月、引張強さが780MPa級で、成形性の指標である伸び性能を従来比40%向上した高張力鋼板(ハイテン)を開発した。すでに特許も出願済みで、国内と欧州での量産化を検討しており、耐衝突用の自動車骨格部品や伸びが必要な足回り部品などでの採用を目指す。
新製品は、JFEスチールの析出強化型ハイテン780MPa級「NANOハイテン」とTKS社の800MPa級複合組織型ハイテン「CPW-800」の技術を融合して開発され、残留オーステナイト相を含んだベイナイト相と、ナノメートルサイズの析出物で強化されたフェライト相の3相で構成される。
残留オーステナイト相は、高温で安定に存在するオーステナイト相が室温に冷却する過程で残存した相で、室温での加工時により硬いマルテンサイト相に変態する。また、ベイナイト相は、室温で安定に存在する純鉄に近いフェライト相に微細な鉄炭化物(セメンタイト)が分散した相で、軟質のフェライト相とマルテンサイト相の中間的な硬さを有する。新製品は、成形が進んだ部分でオーステナイト相がマルテンサイト相に変化し、加工で局所的にくびれたり板厚が薄くなったりする「ネッキング」を抑制し、優れた強度と延性を示す。
JFEスチールとTKS社は2002年に、JFEの析出強化型ハイテンとTKS社の複合組織強化型ハイテンのクロスライセンス契約を締結し、自動車用鋼板などの研究開発で包括的な提携関係を築いてきた。自動車用ハイテンの規格共通化などで成果をあげるとともに、相互に相手方の代表的な熱延ハイテンが製造できる体制を構築している。
新製品は、JFEスチールの析出強化型ハイテン780MPa級「NANOハイテン」とTKS社の800MPa級複合組織型ハイテン「CPW-800」の技術を融合して開発され、残留オーステナイト相を含んだベイナイト相と、ナノメートルサイズの析出物で強化されたフェライト相の3相で構成される。
残留オーステナイト相は、高温で安定に存在するオーステナイト相が室温に冷却する過程で残存した相で、室温での加工時により硬いマルテンサイト相に変態する。また、ベイナイト相は、室温で安定に存在する純鉄に近いフェライト相に微細な鉄炭化物(セメンタイト)が分散した相で、軟質のフェライト相とマルテンサイト相の中間的な硬さを有する。新製品は、成形が進んだ部分でオーステナイト相がマルテンサイト相に変化し、加工で局所的にくびれたり板厚が薄くなったりする「ネッキング」を抑制し、優れた強度と延性を示す。
JFEスチールとTKS社は2002年に、JFEの析出強化型ハイテンとTKS社の複合組織強化型ハイテンのクロスライセンス契約を締結し、自動車用鋼板などの研究開発で包括的な提携関係を築いてきた。自動車用ハイテンの規格共通化などで成果をあげるとともに、相互に相手方の代表的な熱延ハイテンが製造できる体制を構築している。
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