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コマツ、ディーゼル/キャパシタハイブリッドの油圧ショベルを開発、平均燃費を25%向上
[issued: 2008.05.15]
コマツのハイブリッド油圧ショベルPC200-8 ハイブリッド
PC200-8 ハイブリッドは、通常の中型油圧ショベル「PC200-8」に、新開発の旋回電気モーター、発電機モーター、キャパシタ、ディーゼルエンジンで構成される独自のコマツ・ハイブリッド・システムを組み込むことで、燃費向上を実現した。同システムは、車体旋回の減速時に発生するエネルギーを電気エネルギーに変換してキャパシタに蓄え、エンジン加速時にはキャパシタからの電流で発電機モーターを駆動してエンジン加速時の補助エネルギーとして活用する。ハイブリッド乗用車で、減速時に電力を発生させる「回生ブレーキ」と基本原理は同じである。
従来は、油圧モーターで車両旋回を行っていたが、PC200-8 ハイブリッドでは新開発の電気モーターを採用しており、これによりエネルギー回生が可能になった。また、ハイブリッド乗用車では、発進加速時にある程度の大容量電力を供給する必要があるため、蓄電デバイスに二次電池を採用しているが、掘削作業などで短時間で頻繁にエンジン回転が変動するショベルなどの建設機械では短い充放電時間と出力密度を重視してキャパシタを採用している。燃費は、PC200-8と比べて平均で25%向上し、旋回動作の頻度が高い作業現場でのユーザーテストでは、最大で41%燃費が向上した例もあったという。コマツは、外部調達しているキャパシタセルを除き、ハイブリッドシステムを内製している。
なお、2008年3月に米国ラスベガスで開催された建設機械の展示会「CONEXPO」で、米Caterpillar社がブルドーザで、ドイツVolvo社がホイールローダで電動ハイブリッドシステムを採用した新製品を発表している。しかし、両製品とも市場投入は2009年以降と見られ、エンジンとモーターによる電動ハイブリッドシステムを採用した建設機械の市場投入はコマツが「世界初」となるもようだ。
コマツ・ハイブリッド・システムの概要図
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