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日本IBM、HPC向け新世代Cell/B.E.搭載のブレードサーバを発表

[issued: 2008.05.16]

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第2世代Cell/B.E.を2個搭載したブレードサーバIBM BladeCenter QS22
第2世代Cell/B.E.を2個搭載したブレードサーバIBM BladeCenter QS22

 日本IBMは、第2世代Cell/B.E.(セル/ブロードバンドエンジン)「IBM PowerXCell 8iプロセッサ」を2個搭載したブレードサーバ「IBM BladeCenter QS22」を6月6日に出荷すると発表した。ソニー・コンピュータエンタテインメント、東芝、IBMが開発した第1世代のCell/B.E.は、単精度浮動小数点計算による高速グラフィクス処理向けプロセッサで、1個のPowerPCコアと8個の浮動小数点演算コアを組み合わせて合計10スレッドの演算を同時実行できた。IBMが拡張した第2世代のPowerXCell 8iは、同じ3.2GHzの動作周波数と同数の演算コアで217GFLOPSの倍精度浮動小数点演算性能をもつHPC向け汎用プロセッサとなり、単精度の浮動小数点演算能力は従来の256GFLOPSから460GFLOPSに向上している。

 BladeCenter QS22は、2個のPowerXCell 8iと最大32GBのメモリを内蔵でき、Red Hat Enterprise Linux 5.2をOSに採用した。税込み価格は最小構成で138万6,000円。各ブレードサーバはデュアル・ギガビット・イーサネットと4X Infinibandアダプタで接続できる。QS22は1台のBladeCenter Hシャーシに14枚搭載でき、シャーシあたり倍精度浮動小数点演算で3.0TFLOPS(単精度6.4TFLOPS)、4Uのラックに56枚搭載すると同じ床面積で12.18TFLOPS(同25.8)のピーク性能を実現可能である。

 BladeCenter Hシャーシ内にはx86およびPowerベースのブレードサーバを混在させることができ、QS22をグラフィック・アクセルレータや可視化エンジンとして他のプロセッサのブレードサーバと協業させることができる。マルチコアに対応したソフトウエア開発キットの「Software Development Kit(SDK) V3.0.0.3」では、新たに「基本線形代数サブプログラム・ライブラリ」、「線形代数パッケージ・ライブラリ」、「モンテカルロ乱数生成ライブラリ」が利用可能になった。

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