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安川電機、モーターを選ばない
高効率ベクトル制御インバータA1000を発売
[issued: 2008.06.10]
安川電機(利島康司社長)は10日、誘導モーター、表面磁石形(SPM)同期モーター、埋め込み磁石形(IPM)同期モーターのいずれも高性能な電流ベクトル制御が可能で、さらに業界で初めてIPM同期モーターの位置制御でセンサーレス制御を可能にした汎用インバータ「A1000」を6月21日に発売すると発表した。
製品ラインアップは電圧200V三相で容量0.75/0.4~110kWに計20機種、電圧400V三相で容量0.75/0.4~630kWに計26機種を揃える計画で、価格は200V三相0.75/0.4kWで、8万7,500円、同2.2/1.5kWで13万8,000円、同18.5/15kWで54万円など。ホイスト、クレーンなどの昇降機、押出機、射出成形機、プレスなど工作機、またエレベータ、ビル空調システムなどの市場向けに、08年に国内外で月間1万台、09年には同3万台の販売を見込む。
A1000は、誘導モーター、同期モーターの切り替えをパラメータ設定で実現し、いずれにも高効率なベクトル制御を可能にする。「汎用ながら、簡単調整で世界中どんなモーターでも回す、モーターを選ばない」と取締役インバータ事業部長の小笠原浩氏は語る。
また、熱シミュレーション技術の活用で高信頼性部品を最適配置することにより、業界最小クラスのコンパクト設計を実現。体積比が誘導モーター比で最大約70%減の同社製小型軽量同期モーターSMRAシリーズと、同じく体積が同社従来機F7比で最大約50%減のインバータA1000を組み合わせれば、これらを組み込む機械・制御盤の大幅な小型化が可能になる。このため同社ではモーターと同インバータのセット販売も計画している。
IPM同期モーターの駆動時には、位置制御に従来必要だったセンサー(エンコーダ)を不要にした。ゼロ速でも高始動トルクを出力でき、高効率な省エネ運転が可能になる。小笠原事業部長は「A1000は、世界初の汎用センサーレスPMドライブだ。インバータでもなめらかに動かすだけでなく、サーボ同様、止められる、さらに省エネも実現できる、というのがキーワード」と紹介。インバータ事業部技術部長の善家充彦氏は、この仕組みについて「インバータの出力周波数に別の信号を重畳し、それをフィードバックさせることにより、モーターの磁極位置が分る仕組みをインバータ内に作り込んでいる。この磁極位置で、位置ループ、速度ループをかけるので、位置制御が可能になる」と説明する。また同制御は、「エンコーダを用いないため、応答性、精度は現存のサーボ、モーションドライブと比べればかなり落ちる。とはいえ、従来のインバータ制御と比べれば、画期的な世界初の制御を実現している」と語る。
同モデルはまた、2種類の選択が可能な瞬時停電補償機能、耐環境性、RoHS対応、EN954-1カテゴリ3およびIEC/EN61508 SIL2に適合したセーフティ性能、電源高調波抑制なとの特徴を備える。
同社では、インバータの世界市場におけるシェアを2007年の15%から2010年には20%にまで伸ばしたい考えで、A1000がこの戦略商品となる。(甲斐真一郎)
製品ラインアップは電圧200V三相で容量0.75/0.4~110kWに計20機種、電圧400V三相で容量0.75/0.4~630kWに計26機種を揃える計画で、価格は200V三相0.75/0.4kWで、8万7,500円、同2.2/1.5kWで13万8,000円、同18.5/15kWで54万円など。ホイスト、クレーンなどの昇降機、押出機、射出成形機、プレスなど工作機、またエレベータ、ビル空調システムなどの市場向けに、08年に国内外で月間1万台、09年には同3万台の販売を見込む。
A1000は、誘導モーター、同期モーターの切り替えをパラメータ設定で実現し、いずれにも高効率なベクトル制御を可能にする。「汎用ながら、簡単調整で世界中どんなモーターでも回す、モーターを選ばない」と取締役インバータ事業部長の小笠原浩氏は語る。
また、熱シミュレーション技術の活用で高信頼性部品を最適配置することにより、業界最小クラスのコンパクト設計を実現。体積比が誘導モーター比で最大約70%減の同社製小型軽量同期モーターSMRAシリーズと、同じく体積が同社従来機F7比で最大約50%減のインバータA1000を組み合わせれば、これらを組み込む機械・制御盤の大幅な小型化が可能になる。このため同社ではモーターと同インバータのセット販売も計画している。
IPM同期モーターの駆動時には、位置制御に従来必要だったセンサー(エンコーダ)を不要にした。ゼロ速でも高始動トルクを出力でき、高効率な省エネ運転が可能になる。小笠原事業部長は「A1000は、世界初の汎用センサーレスPMドライブだ。インバータでもなめらかに動かすだけでなく、サーボ同様、止められる、さらに省エネも実現できる、というのがキーワード」と紹介。インバータ事業部技術部長の善家充彦氏は、この仕組みについて「インバータの出力周波数に別の信号を重畳し、それをフィードバックさせることにより、モーターの磁極位置が分る仕組みをインバータ内に作り込んでいる。この磁極位置で、位置ループ、速度ループをかけるので、位置制御が可能になる」と説明する。また同制御は、「エンコーダを用いないため、応答性、精度は現存のサーボ、モーションドライブと比べればかなり落ちる。とはいえ、従来のインバータ制御と比べれば、画期的な世界初の制御を実現している」と語る。
同モデルはまた、2種類の選択が可能な瞬時停電補償機能、耐環境性、RoHS対応、EN954-1カテゴリ3およびIEC/EN61508 SIL2に適合したセーフティ性能、電源高調波抑制なとの特徴を備える。
同社では、インバータの世界市場におけるシェアを2007年の15%から2010年には20%にまで伸ばしたい考えで、A1000がこの戦略商品となる。(甲斐真一郎)
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