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インテックジャパン、設計者向けのExcelで動く機構解析ソルバーを発表

[issued: 2008.06.30]

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 独Intec社の日本法人インテックジャパンは25日、第19回設計・製造ソリューション展で、Excel上で動くマルチボディ解析ソルバー「SIMPACK Excel Plug-in」を展示した。

 インテックジャパン紅林邦昭社長は、「難しい機構解析をExcelで出来るようにした。解析の専門家が作った機構モデルデータを、Excelにエクスポートし、設計者はExcel上でモデルの寸法などのパラメータを変えて、解析し、無償提供のビューワで結果のアニメーションを見て、性能改善を検討できる。いくつかのパラメータを試し、良いものを設計に反映し、解析の専門家にフィードバックする。つまり、設計者は機構解析ソフトウエアの使い方を知らなくてもよい」と語る。ドイツのトラックメーカーMAN社では、自社用にカスタマイズしたSIMPACK Excel Plug-inを設計プロセスに活用しているという。ExcelでSIMPACKのモデルの編集、解析、結果表示を可能にしている。

 SIMPACKは、汎用マルチボディ解析ソルバーで、独自の運動方程式生成アルゴリズムと数値積分手法により、安定した高速、高精度の動的シミュレーションを行えるのが特長。「接触問題、非線形問題、弾性体の機構解析のニーズに応える」(紅林社長)。

 インテックジャパン代表取締役松井純氏は、「従来のソフトウエアに比べて使っている運動方程式の数が少ない。従来のソフトウエアでは、複雑なモデルをコンピュータで自動的にモデル化するため、なるべくコンピュータが分かりやすい決まったプロセスで解いていく。例えば、コンピュータは1自由度のモデルを解析する場合でも、まず6自由度として認識し、拘束条件により1自由度に減らすプロセスを踏むため、式の数が増えてしまう。SIMPACKでは、最初にジョイントというものを定義することで、必要最小限の自由度を考慮し、方程式の数を減らすことができるため、計算が速い」と語る。

 SIMPACKには、心臓部である基本モジュール「SIMPACK Kinematics & Dynamics」があり、これに加えて自動車、鉄道、エンジンなど特別な用途や業種向けに最適化したモジュール「SIMPACK Automotive」、「SIMPACK Rail」、「SIMPACK Engine」と、周波数応答や接触などの機能別モジュールがある。顧客の用途に合わせてこれらのモジュールを組み合わせればよい。「どのモジュールを使っても基本的な操作は同じである」と紅林社長は語る。
(大村泰憲)

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