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オムロン、外観検査用視覚センサに500万画素、HDR技術を投入

[issued: 2008.09.25]

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オムロン、外観検査用視覚センサに500万画素、HDR技術を投入
オムロンの視覚センサ 形FZ3シリーズ
オムロンの視覚センサ 形FZ3シリーズ

 オムロン インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー(森下義信カンパニー長)は10月1日から、FA現場での製品や部品の外観検査に用いる視覚センサの同社最上位機種として、スタンドアロンタイプとしては業界初の500万画素カメラにハイダイナミックレンジ(HDR)処理など独自の画像生成技術を組み合わせた形FZ3シリーズを発売する。

 従来外観検査の弱点とみなされてきた金属部品の光沢・照明ムラ、ハレーション、製品搬送時のばたつきで生じる台形ひずみなどを独自の画像生成技術で解消・補正し、自動車・自動車部品メーカーの金属・大型部品検査、電子部品やデジタル家電メーカーの高精度・高効率検査、ペットボトルなど容器メーカーの高速欠陥検査などの用途向けにカメラ11機種、照明、画像生成及び判定ソフトウエア、高速演算デュアルコアCPU搭載のパネコンディスプレイのシステムを提案し、初年度60億円の売上を計画する。

 同社アセンブリ事業部画像センシングPMGのプロダクトマネージャ辻永順太氏によれば、同製品は、「人の目に近づき、追い越すセンシング」をコンセプトとして開発した。特徴としてはまず、膨大な画像情報量をコントローラ側で従来比2倍の高速で処理する計測アルゴリズムを開発し、これに基づく高速リアルカラーセンシングを実現した。次いで、業界初の500万画素カメラによる高精細・高解像度の画像入力の実現。さらに、外観検査の導入を簡便にし、検査精度を高精度かつ安定化させることを目指したアルゴリズムの開発により、7種の画像生成技術を今回導入した。

 画像生成の技術は、撮像の後の画像データをより処理しやすい映像に生成しなおす技術。従来のCCDカメラは、撮像可能な明るさが一定の範囲に限られるが、HDR機能の開発により、従来比で約5000倍のダイナミックレンジを実現した。これにより、明暗差の大きい金属曲面上に光沢や照明ムラが発生しても、金属表面の特徴を安定した画像精度で検出できるようになる。また外乱光の影響も抑制できる。

 またハーションカット機能は、波長の異なる赤色・青色2光の照明を別の角度から照射して、波長を解析することで正反射光(ハレーション)として入力された色要素を分析し、これをカットするフィルタを自動的に選択することで最適画像を生成する。食品パックの包装下や、電子部品の実装用テープフィルム下の文字の判読などに威力を発揮する。現在はモノクロ画像を生成しているが、カラー画像化の開発も検討している。

 さらに、カメラの設置角度と搬送のばたつきによる対象物の向きの不揃いから発生する表示ラベルの台形画像などを補正するための、台形歪み補正機能を備えた。これにより、寸法計測の精度や文字の判読精度を高めた。

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