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村田製作所、車載用に寿命1,000万回転のロータリポジションセンサを開発【動画あり】

[issued: 2008.04.21]

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村田製作所が開発している1,000万回転寿命のロータリポジションセンサSV3H
村田製作所が開発している1,000万回転寿命のロータリポジションセンサSV3H

 村田製作所は4月、幕張メッセで開催された展示会「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)2008」で、1円玉以下の大きさで従来比10倍となる1,000万回転寿命を達成したロータリポジションセンサ「SV3H」を参考出展した。寿命と使用温度に対する要求の厳しい車載用途での提案を進めていく。量産発売は2009年中ごろを予定している。

 SV3Hは、表面実装可能な抵抗素子タイプのロータリポジションセンサ。軸受設計と抵抗体材料を工夫することで、1円玉以下の省サイズながら、従来は100万回転が最高だった寿命を1,000万回転にまで向上した。仕様は、サイズが幅11mm×長さ12mm×高さ2mm、重量が約0.36g、使用温度が-40℃~125℃、最大角度範囲が320度、構成部品点数が3点。

ロータリポジションセンサを使ったステアリング角度検出のデモンストレーション
ロータリポジションセンサを使ったステアリング角度検出のデモンストレーション
故障時の動作を確保するため、基板の表裏にロータリポジションセンサを使用。SV3Hは表面実装部品なので、基板の表裏への実装も容易に行える
故障時の動作を確保するため、基板の表裏にロータリポジションセンサを使用。SV3Hは表面実装部品なので、基板の表裏への実装も容易に行える

 適用する車載システムとして、ステアリングの角度検出、自動車の進行方向とヘッドライトの照射角度を同期させる「AFS」、シフトレバーなどを例に挙げている。テクノフロンティア2008の会場では、プリント配線板の表裏にSV3Hを実装して、ステアリングの角度検出を行うデモンストレーションを行った(デモンストレーションの様子を動画で確認できる)。

 「横滑り防止装置(ESC)に必要なステアリングの角度検出には、接触と非接触どちらのセンサーを使うかが議論になっている。ロータリポジションセンサのような接触型は寿命が、磁気センサーのような非接触型は価格が課題。今回開発したSV3Hは、自動車メーカーの求める寿命性能を満足するとともに、価格を非接触センサーの数分の1~10分の1に抑えることができる」(説明員)という。

(朴 尚洙)

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