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東レ・ダウコーニング、VOC発生量を従来の1/6に低減した分散剤を発売

[issued: 2008.04.25]

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 東レ・ダウコーニングは、各種ポリマーの硬度強化、着色、疎水化などに有効な多機能シロキサン分散剤「Dow Corning Z-6173」を発売した。従来から使用されているシランカップリング剤モノマーに比べ、工程数を削減して揮発性有機化合物(VOC:volatile organic compound)の発生を低減することが可能で、自動車、医療、家庭用品に利用される各種プラスチック/ポリマー製品の充填剤に応用できる。

 生産過程で発生するVOC(メタノール)は大気汚染の原因となる。シランカップリング剤が分散剤の総量に対し55~60%のVOCを発生するのに対し、新分散剤ではVOC発生をともなう前加水分解と触媒を必要とせず発生量は10%程度に低減される。

 プラスチック/ポリマー製品の成形工程では、追加する充填剤を分散させる過程があり、プラスチック/ポリマーと充填剤の界面における相互作用で性能が左右される。「Dow Corning Z-6173」は、アルコキシ官能基とアルキル官能基を含み、分散剤と疎水化剤の両方の機能をもつ。アルコキシ官能基は有機ポリマーへの無機充填剤の分散性を高め、アルキル官能基は有機ポリマーマトリックスへの親和性が高く水分吸収を低減する疎水剤として機能する。

 「Dow Corning Z-6173」は広範囲の充填剤に適用でき、従来より工程数と原材料を削減して、ミキサー内の溶融コンパウンドの粘度を下げて処理能力を高めることが可能になるため、省エネ効果も発揮する。また、新分散剤は、無色の液体で、25℃でcSt 9の粘度、有効成分96wt%以上、沸点193℃、比重0.97の特性をもつ。適用可能な充填剤は、シリカ、マイカ、ウォルストナイト、カオリン、グラスファイバー、石英、三水和アルミニウム、水酸化マグネシウム、タルク、炭酸カルシウム、二酸化チタン、鉄合金、天然繊維、カーボンマイクロファイバーなど。

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