Automation

先進制御でドライブスルー洗車

[2007年03月号]

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あらゆる場所から監視
 Tunnel Commanderは、オペレータへのデータ提供についても、最先端の技術を導入している。このシステムでは、15インチのタッチパネルモニターを装備した産業用PCを中心に指令センターを構築し、オペレータはこれを介して洗車機のすべての機能にアクセスすることができる。モニターには、移動する車の状態がアニメーション表示される。オペレータは、車の位置決め以外にも、照明やドア、その他の機能を制御することができる。このシステムでは、PLCからの診断情報を表示したり、洗車機各部の液体のレベルを監視したりすることもできる。

システムの表示端末は、洗車機の中の車の位置だけでなく、洗車機自体の状態についてもグラフィカルに表示する
システムの表示端末は、洗車機の中の車の位置だけでなく、洗車機自体の状態についてもグラフィカルに表示する

 このシステムの最も注目すべき特徴は、監督者が現場以外の場所からでも洗車機の状態を監視できる点である。同システムでは、Schneider社の「Transparent Ready」技術を採用しているが、これはウェブブラウザ経由で自動システムにアクセスする技術だ。Tunnel Commanderでは、一定時間内に洗車機を通過した車の台数や、客が選択した洗車プログラムの種類、収益額、システムの不具合や修復処置の情報、従業員の出退勤時間などのレポートを、離れた場所から入手できる。また、各種の液体の残量やシステムの不具合と修正処置など、トラブルシューティングの観点から機械を監視することも可能だ。

 Gammons氏によると、現場とリモートでのモニタリング機能により、通常6人の作業員を1人に減らし、人件費を大幅に削減することが可能だという。

 National Car Wash社では、これまでにテネシー州内に2台のTunnel Commanderを設置しているが、今後はさらに台数を増やすという。自動車のオイル交換サービス向けのソフトウエアで業界をリードする米Auto Data社は、Tunnel Commanderが開発された時点で、同システムの販売権を獲得している。Auto Data社の創設者で社長のBill Schad氏は、「オイル交換サービスの多くの店舗では、洗車サービスも提供しているので、われわれのビジネスにプラスになる」と言う。

 Auto Data社にとってのメリットは、それだけではない。Schad氏は、Tunnel Commanderの技術が、オイル交換ショップのさらなる自動化に活用できるのではないかと考えている。Auto Data社では、これまでにもオイル交換業務の自動化を推進してきた。例えば数年前には、自動車の製造番号データをスキャナで読み取り、それに基づいて必要なオイルや部品を自動検索するシステムを導入している。Schad氏の次なるプランは、Tunnel Commanderの基本的アーキテクチャに基づいて、オイル交換ショップのオイルタンクの残量をモニタリングするPLCベースのシステムを開発することである。同氏は、このシステムをTunnel Commanderに組み込んで運用するか、洗車機のない店舗では単独のシステムとして導入したいと考えている。



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