ボーイング社が正しい進路を取ったかどうかは、まもなく明らかになる。ボーイング社は、06年12月に、社内およびパートナー企業を対象として、787ドリームライナーの機体と製造工程について紹介する「バーチャル公開」をオンラインで行った。
部品だけでなく航空機全体の製造工程を仮想空間内に再現できるようになったことで、ボーイング社は、設計段階における設計の修正に対してより柔軟に対応できるようになっている。例えば、1年前に787型機の仮想のテスト飛行を実施した際に、パイロットが、垂直尾翼の制御に問題があることを発見できた。 Fowler氏によると、このとき設計者たちは、ダッソー社のPLMソフトV5に搭載されている関連付け機能を利用して50種類の新しい垂直尾翼の形状を評価ならびに試験し、関連部分の設計変更をわずか4週間で完成させたという。
それ以前の作業方法では、評価できた形状の数は3~4種類程度で、期間的には少なくとも3~4カ月はかかっていただろうとFowler氏。
ボーイング社では、こうした業務プロセスの改善効果により、787ドリームライナーの開発スケジュールを約1年短縮することに成功している。ダッソー社のRoignot氏によれば、これに関連するコスト削減効果は全体の約20%になるという。「我々は慎重に事を進めてきた。製品を予定通りに完成させる自信は十分にある。すべてのCADデータに関する権限を集中して持つことは、我々にとって重要なことである」とFowler氏は語る。
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このページをホームページに登録B787スペシャルレポート 第2回
グローバル協業と仮想開発
[2007年08月号]
ボーイング社では、06年12月にデジタルシミュレーションを利用した初のバーチャル公開を行い、787型機の最終組立工場における工程を紹介した。翼の部品は工場の40-36ビルディングで事前に組み立てられるが、その後巨大な787の構造を収容できる新しい棟に移される
役立つリンク集
1. Alenia Aeronautica社:
http://rbi.ims.ca/5393-611
2. 富士重工業:
http://www.fhi.co.jp
3. Spirit Aerosystems社:
http://rbi.ims.ca/5393-613
4. ボーイング社787ドリームライナーホームページ:
http://rbi.ims.ca/5393-614
5. ボーイング787のデータ:
http://rbi.ims.ca/5393-615
6. ダッソー社のV5 PLMスイート:
http://rbi.ims.ca/5393-616
7. 関連記事『PLM: Boeing’s Dream, Airbus’ Nightmare』:
http://rbi.ims.ca/5393-617
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