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MOTION CONTROL

安川電機、汎用インバータ累積1,000万台を出荷、
新ドライブセンタを稼働

[2007年09月号]

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安川電機の小型インバータV1000
安川電機の小型インバータV1000

 安川電機(利島康司社長)は6月時点で汎用インバータの累積出荷台数が1000万台に到達したと発表した。74年に世界初のトランジスタインバータVT-616Tを出荷して以来、33年目で達成した。1000万台目となったのは、06年11月に発表した小型のV1000。同社推定では06年度の汎用インバータの世界シェアは14%を超える見通しで、世界トップシェアを維持する。

 同社の汎用インバータは、74年の第1号機から93年の100万台達成までに19年間、02年の500万台までにその後9年間、1000万台達成まではその後5年間で到達した。この間、94年の世界初のインバータに特化した高性能トランジスタモジュールASIPMを採用した超小型インバータVS-miniCを投入後、急激に数量を伸ばしてきた。

環境対策で続伸
 インバータ機器は近年、地球環境温暖化防止を背景とする省エネのニーズにマッチした製品として売上げを拡大させている。

 安川電機では現在、新工場稼動とグローバル生産体制の再構築を柱とする事業拡張に向けて約40億円を投資しており、2010年には世界で年産能力300万台体制の確立を計画している。

新棟ドライブセンタを9月に稼働
行橋事業所新工場ドライブセンタ
行橋事業所新工場ドライブセンタ


ドライブセンタ内で稼働予定のMOTOMANによるV1000自動製造ライン
ドライブセンタ内で稼働予定のMOTOMANによるV1000自動製造ライン

 新工場は世界シェア20%を達成するための旗艦工場と位置付けられる。インバータ生産の主力工場である行橋事業所(福岡県行橋市)の敷地内の建物面積12,000平方メートルに建設中だった新工場ドライブセンタは建屋の建設を完了し、9月26日の操業開始に向けて、屋内の設備の調整段階にある。新工場には行橋に従来からあるインバータ製造設備も集合移管し、年間150万台の生産能力とする。

 新ドライブセンタには「フレキシブル自動組立てライン」を設備し、自社の産業用ロボットにより各要素作業を機械化したセルモジュールをRFID技術で連携。自社開発のモーションコントローラ・サーボ・インバータを活用して量産仕様の自動生産ラインを構築している。

 また「進化型セルライン」による多品種少量生産ラインも構築。ここでは自社産業用ロボットによる定型作業の機械化と、電子支援システムによる人手組立て作業の効率化を図る。

世界共通の生産方式の確立

 新ドライブセンタは、世界に展開する生産拠点のマザー工場として、生産プロセスの開発機能も期待されている。行橋ドライブセンタを拠点として連携するのは、米国イリノイ州バッファローグローブ、英国スコットランド・カンバノールド、中国上海市嘉定区の3工場。

 「競争優位はスピード/グローバル化」をコンセプトに、IT技術の導入でグローバル生産情報の一元管理を行い、生産性50%アップ、品質、コスト、納期で世界に勝つ全体最適の仕組みつくりを推進する。



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