8人のエンジニアに聞く
未来のテクノロジー

[2007年09月号]

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Brian Muirhead
別世界を探索する

Brian Muirhead氏は、火星探査機マーズ・パスファインダーの飛行システム担当チームを率い、新時代のNASAにおけるミッション遂行の高速化、効率化、コスト削減の先駆けとなった。Muirhead氏は1998年のエンジニア・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、現在では、NASAジェット推進研究所のチーフエンジニアとして、幅広い知識と経験を生かし、将来の宇宙探索計画に貢献している

Design News:将来のロボット型探査ローバーに導入する新技術とは?
 
Muirhead氏:次の探査ローバーは、2009年に打ち上げ予定のマーズ・サイエンス・ラボラトリー(MSL)になる。こうしたローバーは、大型化が進んでいる。前回のローバー「ソジャーナー」(1997年に火星を探査)が10.5kgだったのに対して、「マーズ・サイエンス・ラボ」は775kgである。前回のローバーが移動型地質調査機だったのに対し、MSLは移動型生物調査機になる。また浮上推進力を備えた「スカイクレーン」と呼ばれる新しい下降着陸システムも導入される。これは、ローバーを抱えた状態で、地表面から約30mの高さまで下降する。そこでローバーは、命綱につるされた状態で下ろされ、車輪から地表面に着陸する。この新システムでは、過去のミッションで、ローバーを包み込み地表への衝突の衝撃を吸収するために使用されていたエアバッグが不要になる。

NASAジェット推進研究所(JPL)の将来のミッションの中で、技術的に最も難しいものは何か?
 天文学の分野でJPLが取り組んでいるプロジェクトに、Space Interferometry Mission(宇宙干渉計計画)がある。この計画では、2015年頃に、高精度の光学干渉計を軌道上に乗せ、それから5年間かけて天球全体を観測することにしている。このミッションの重要な目標の1つは、地球とほぼ同じサイズの惑星を持つ恒星を探すことだ。他の重要な分野では、サンプルの採集ミッションがある。研究者たちはサンプルの持ち帰りを強く望んでいて、次世代の科学ミッションではぜひともそれを実現したいと考えている。



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