このキットは良好に作動した。独自にドライバおよびコントローラを設計することなくステップモーター作動装置を実験する方法として、このキットを強くお勧めする。英数字表記のコマンドを使用することによってプログラミングは簡素化されている。またマニュアルや参考文書により、キットを容易に使用し理解することができる。コントローラ/ドライバ基板に対して16のアドレスのうちの1つを設定するので、RS-485分岐ネットワーク上で多くのモーターを使用し、個別に制御することができる。
このキットにはクイックスタートガイドが同梱されている。このガイドは、8つの簡単な手順によって、RS-485コンバータと外部電源の間の結線と、コンバータのコントローラ/ドライバ基板への接続方法を示す。この時点で電源を入れると、接続部を試験することができる。マニュアルでは小さなLEDが点滅するとあるが、私が気付いたのはLEDの減光であり、それが約20秒間だったため、最初私には点滅が見えなかった。初めてLDEが消灯したときは、基板が壊れたと思った。しかしLEDは再び点灯し、全てに問題はなかった。(このキットを使用するためには直流電源が必要である。私はExtech Model 382203電源を使用した。)
次のステップではステップモーターをコントローラ/ドライバ基板に結線するのだが、あらかじめ配線されたコネクタを使用するとこの2つを簡単につなぐことができる。マニュアルによれば、このアセンブリに電源を入れると、モーターは工場で記憶したコマンドを実行する。私はモーターが何か目に見えることをするのかと思ったが、実際はシャフトをわずかに回しただけであった。工場で記憶させたコマンドによって何を実施するのかをマニュアルに記載することで、ユーザーがその組み立てが機能していないように想像したり考えたりしないようにするべきである。
私はモーターが正しく動いていると考え、次のステップに進んで、RS-485コンバータを私の実験室のPCのシリアルポートに接続した。(私のキットにはUSBとRS-485の間のアダプタもあったが、使わなかった。)マニュアルには、コマンドをコントローラ/ドライバに通信させるためのWindowsのハイパーターミナルの設定方法が説明されている。この設定にはほんの数分しかかからない。この設定後、私がマニュアルに示される単純なコマンド文字列を入力すると、モーターはこれに応答して回転した。
ドライバ/コントローラの型式に応じて、ユーザーは4〜16のコマンド文字列、すなわちプログラムをEEPROMに記録できる。プログラム0は起動の際に実行される。このコマンドによってプログラムはネスト化されたループおよび設定された時間遅延を実行する。またプログラムはスイッチ条件を待ち、スイッチ条件に応じて指令をスキップすることができる。ユーザーはステップ分解能、速度、加速度などのステップモーターの特性をあらかじめ設定することができる。
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モーター開発キットの
徹底比較
[2007年10月号]
ステップモーター、DCブラシレスモーター、永久磁石同期モーターなどのモーターでは、制御駆動電子装置に注意を払う必要がある。エンジニアがしっかりとした設計を始められるようにするため、いくつかのメーカーでは、試験用モーター、コントローラ、ドライバおよびソフトウエアからなる評価または開発用キットを提供している。メーカーがどのようなものを提供しているのかを知るため、Design News誌では3つのモーターキットを試験した。
All Motion 社のモーターキット「EZHR17ENSK」
高分解能ステップモーターコントローラとドライバスタータキット「EZHR17ENSK」(225ドル) All Motion社(www.allmotion.com)
(写真_Nick Sokolof)
このデモ基板パッケージの内容:
・コントローラおよびドライバ基板 ・EZHR17EZ 2-A 40Vステップモーター ・RS-485コンバータインターフェース ・USBコンバータインターフェース ・配線済みの光学割込装置およびプッシュボタン
・ケーブル ・CD-ROM
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