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このページをホームページに登録Directions 転換の舵取り
メインストリームPLMの
メジャープレーヤーに
[2007年11月号]
CoCreate Software(コクリエイト・ソフトウェア)社(以下、コクリエイト、本社:独シンデルフィンゲン)は9月14日、ホテル日航東京で「CoCreate Forum 2007」を開催した。このイベントに出席するため来日した同社CEOのWilliam Gascoigne氏にコクリエイトの今後の戦略などについて聞いた。
William Gascoigne(ウィリアム・ガスコイン)CEO
Gascoigne:ハイテク電子・精密機械業界にフォーカスし、この業界で大きなシェアを持っていることと、第3世代のPLMシステム(3G PLM)をすばやく展開できることの組み合わせでこの成長を遂げた。過去18カ月の間に、我々の技術であるダイナミックモデリングの重要性と、ダイナミックモデリングの上に3G PLMを構築できることが世界中で理解されたのである。我々は、今日の市場に向け従来の製品を再設計し完全に新しい製品群を開発した。設計の外部委託や協調設計が増えるなど、設計市場はこの5年間で大きく変わった。我々は今年急成長したが、来年はさらに急成長するだろう。
多くの人が2007年に2D CADから3D CADへの移行を行った。3D CAD(OneSpace Modeling)を持つ彼らはPLMシステム構築計画を始めることに興味を持つだろう。OneSpace Modelingのシート数を増やし、OneSpace Model Managerのシート数を増やしていき、将来はコラボレーション(OneSpace.net)のシート数を追加することを考えるようになるだろう。機能を追加していくことで可能性を広げることができる。
DNJ:OneSpace Model Managerの導入に時間がかかるという話しを聞いたことがあるが。
Gascoigne:我々はOneSpace Model Managerを設計するとき、“Deployment with it”という仕組みを作った。この仕組みではテンプレートが多くの選択肢を提供する。設定用のボタンを押すことでModel Managerを顧客の要求に合わせて設定し導入できる。導入にかかる時間は15分である。
マウスで6回クリックするだけでよい。コンサルタントは不要である。従来は、このようなソフトウエアを導入するためには膨大なコンサルタントプログラムが必要だった。ユーザーはカスタマイズや開発に多くのお金を使い、ソフトウエアソリューションを買っているのではなく、システムを構築しているのである。我々のソフトの場合は、ソフトウエアソリューションを買うことになる。
DNJ:コクリエイトの従来製品Work ManagerからModel Managerへの移行にはどれぐらい時間がかかるのか。
Gascoigne:Work Managerを使っていて、満足している顧客の場合、Model Managerに移行したほうがよいと納得してもらうのは難しい。経営管理者と多くのミーティングを行い、Model Managerへの移行ではカスタマイズが不要であることを理解してもらわなくてはならない。しかし、彼らがModel Managerの導入を決定すれば、数分で導入することができる。つまり、この決定に時間がかかるのであり、導入に時間がかかるのではない。
DNJ:無償3次元CADソフトOneSpace Modeling Personal Edition(PE)のダウンロード期間を全世界ベースで一斉に延長したのはなぜか。
Gascoigne:OneSpace Modeling Personal Editionは成功している。これは、少々の制限を持たせたモデリング用のソフトウエアで、実際の設計業務には使えないが、当社のソフトウエアを知ってもらうきっかけとなっている。10分に1人が登録し、全世界では今年の5月末から5万人が、日本では2万人が登録している。
DNJ:コクリエイトの今後の課題は。
Gascoigne:我々の課題は、販売ネットワークの拡大である。より早く成長するための販売の仕組みを構築することである。このためにより多くの人を雇い、パートナーを増やしていく。これは、時間のかかるプロセスである。IBMと仏Dassault Systemes社の間にあるような関係を米Microsoft社や独SAP社、米Oracle社などの大企業と築いていけたらと考えている。我々の製品の販売に興味を持つ大きな会社を見つけ出したい。
DNJ:10年後のビジョンは。
Gascoigne:今後10年以内にメインストリームPLM市場に参入し、この市場でメジャープレーヤーになると予想している。我々がターゲットとする市場は、産業に関係なく、価格に敏感な市場である。我々のソリューションは良いROIを求める中小企業にとって魅力的なものである。所有コスト、つまり、ソフトウエアを購入するコスト、トレーニングやカスタマイズなど導入に関するコスト、メンテナンスなどのサポートのコストを見た場合、コクリエイトのソフトの所有コストは、ほかのシステムに比べ1/5である。このため、多くの市場をターゲットにできると考えている。価格に敏感な顧客をターゲットにできる。
(聞き手:大村 泰憲)
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