CONTROL ENGINEERING

NETWORK SAFETY

ネットワーク化による
安全性への備え

[2007年11月号]

マシン・セーフティ・ネットワークが話題になる中で、一体何をすればよいのか。


By C.G. Masi Control Engineering
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 頼りになるのは配線で接続したシステムだけだと考えていた時代は過ぎ去った。こう語るのは、独Bosch Rexroth(ボッシュ・レックスロス)社の安全対策の専門家で米国安全技術者協会(American Society of Safety Engineers)会員のDavid Arens氏である。

 米Rockwell Automation(ロックウェル・オートメーション)社のネットワーク製品のマーケティング・マネジャーBrian Oulton氏は、「安全なシステムは簡単に定義できる。つまり、システムに障害が起きた場合でも、人、機械、プラントを守るようにできているということである」と説明する。

 米B&R Industrial Automation(B&Rインダストリアル・オートメーション)社の製品開発とセールスの責任者Helmut Kirnstoetter氏は、「ネットワーク化された安全手法では、同じインフラ、同じネットワーク上で入出力を行い駆動装置を動かし、1台の機械で同じ制御ロジックを扱う。この利点は、1つのローカルネットワーク上に、全ての可動部品を相互接続できることだ。非常停止ボタンを押すと、信号はソフトウエアを介して駆動装置に送信され、駆動装置が全ての機械軸を安全な位置に移し、『安全な位置にある』と告げ、例えばユーザーがキャビネットの扉を開けることを許可する」と言う。

 ロックウェル・オートメーションのセーフティ・システム担当マーケティング・マネジャー、Kelly Schachenman氏は言う。「全てのセーフティ・システムには3つの要素が備わっている。まず、危険性が高い領域で人の侵入を検知するセーフティ入力やセーフティ・センサーがある。次いで、危険な領域内の装置で事故につながる可能性がある要素に供給するエネルギーを制御するセーフティ・アクチュエータを備える。3番目としてセーフティ・リレーやセーフティPLCで構成されたセーフティ・ロジックがあり、事前に設定された安全状態を確保するために、セーフティ・システムを介入させるべきかどうか判断する」

 ネットワーク化した安全性は、すでに利用が進んでいる。2地点間を配線する方法から、機械制御ネットワークに安全性に関するメッセージを配信する方法への移行に関する議論はやむを得ないことである。しかし、機械の安全性を実現するには、どのようなレベルであれ、システムを正しく構築する必要がある。

 しかし、配線で接続した安全システムを展開する教育を受けたエンジニアを、ネットワーク化された安全性に対応できる人材に変身させる方法があるのだろうか。ネットワーク化された安全性は、購入できる製品なのか。“セーフネットワーク”と記載された箱を開けて、テレビのようにセットアップして利用可能なのか。

 答えは当然ながら“ノー”である。Oulton氏は、「部品が揃っていたとしても、それらを統合する知識がなければ、安全なシステムはつくれない。エンジニアが適切なトレーニングを受けることが極めて重要になる」と指摘する。


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