MAGAZINE ARTICLES
このページをホームページに登録News 海外・国内の技術トレンド
SOFTWARE
PTC、CoCreateを合併
最大ユーザーキヤノンは全事業部でNXを採用へ
[2007年12月号]
米PTC(Richard Harrison CEO)は米国現地時間の10月31日に、CAD中堅の独CoCreate Software GmbH(コクリエイト、William Gascoigne CEO)を買収することで両社が合意したと発表して、CAD関係者を驚かせたが、その報が日本で広まった翌11月1日に、今度はシーメンスPLMソフトウェア(旧UGS)と電通国際情報サービス(ISID)が、コクリエイトの国内最大ユーザーであるキヤノン(内田恒二社長)が、CADはNX、PLMはTeamcenterを海外拠点を含む全事業部門に展開する方針を固めたと発表して、業界を2度驚かせた。
PTCとコクリエイト
PTCによるコクリエイトの買収総額は約2億5千万ドル。約50万ドルを現金、約210万ドルを借入金で調達する。両社は買収に伴う手続きを本年12月までに完了したい意向だ。
PTCジャパンの井上公夫社長とコクリエイトソフトウェアの宮川公延副社長は11月1日、東京で共同記者会見し、事業統合によって両社ユーザーが享受するメリットを強調した。PTCは合併で製品群を拡張し、機械系CADの領域では、従来のパラメトリック(Pro/ENGINEER)とデライブド(CADDS 5)に加え、コクリエイトのダイナミック・モデリング(OneSpace Modeling)と2次元(OneSpace Drafting)を拡張サポートすることになる。
また今後コクリエイト製品を、WindchillをコアとするPTCのPDS(製品開発システム)に統合し、コクリエイトのユーザーに工学計算(Mathcad)、ダイナミック・パブリシング(Arbortext)、ビジュアライゼーション(ProductView)、高速加工(Pro/TOOLMAKER)、エンタープライズ・コンテンツ/プロセス管理(Windchill)などの製品機能を提供する計画だ。
コクリエイトはこれにより、これまで不足していたエンタープライズ・アプリケーションの補完と開発継続資源の安定確保を期待する。
PTCの狙いは2010年まで年間成長率15%という高成長を達成するための一段の事業基盤の拡大と、コクリエイトが抱えるプリンター・精密機器分野をはじめとする優良顧客企業群の獲得と見られている。
PTCジャパンの井上公夫社長とコクリエイトソフトウェアの宮川公延副社長は11月1日、東京で共同記者会見し、事業統合によって両社ユーザーが享受するメリットを強調した。PTCは合併で製品群を拡張し、機械系CADの領域では、従来のパラメトリック(Pro/ENGINEER)とデライブド(CADDS 5)に加え、コクリエイトのダイナミック・モデリング(OneSpace Modeling)と2次元(OneSpace Drafting)を拡張サポートすることになる。
また今後コクリエイト製品を、WindchillをコアとするPTCのPDS(製品開発システム)に統合し、コクリエイトのユーザーに工学計算(Mathcad)、ダイナミック・パブリシング(Arbortext)、ビジュアライゼーション(ProductView)、高速加工(Pro/TOOLMAKER)、エンタープライズ・コンテンツ/プロセス管理(Windchill)などの製品機能を提供する計画だ。
コクリエイトはこれにより、これまで不足していたエンタープライズ・アプリケーションの補完と開発継続資源の安定確保を期待する。
PTCの狙いは2010年まで年間成長率15%という高成長を達成するための一段の事業基盤の拡大と、コクリエイトが抱えるプリンター・精密機器分野をはじめとする優良顧客企業群の獲得と見られている。
キヤノンの動静
会見するPTCジャパンの井上社長(左)とコクリエイトソフトウェアの宮川副社長
キヤノンは、レーザープリンタやインクジェットプリンタを扱うコンピュータ周辺機器、複写機や複合機を扱うオフィスイメージング機器、さらに半導体や液晶露光装置部門など、全事業の売上げの70%以上を占める事業領域でいずれもCADにはコクリエイトOneSpace Modelingを採用している。これに対しNX I-deasを採用しているカメラ事業(イメージコミュニケーション事業本部)は売上げ比率では25〜26%を占めるに過ぎない。また製品開発管理では事務機器系で富士通のPLEMIAを、使用するなどこれまで事業部間でバラけていた。
逆転劇を演じたシーメンスPLMソフトウェアとISIDでは、「日産自動車に続くグローバル大手の獲得」(関係筋)に勢いを得て、キヤノン部隊を増員し、サポート体制を一段と強化している。
今回の決定がエンタープライズベースであることから、キヤノンの経営トップの判断が、情報管理の一気通貫を企図してNXとTeamcenter採用を決定したのはほぼ確実だが、キヤノンから同件に関する発表は出ていない。
業界筋では今回の決定には、カメラ事業ルート支援を通じて、顧客支援に定評のあるISIDの果たした役割が大きかったと予想。他方、各事業部門におけるOneSpace Modelingによる数十万枚におよぶ3次元設計データをNXに一挙に変換することは非現実的であることから、CADとPLMの移行には相当の手間と時間がかかると見られ、移行プランがどこまで現実的に推移するかを疑う声もある。
(甲斐真一郎)
Sponsor Links
Partner Solutions
EVENTS
-
CAEユニバーシティ
2008年10月06日ー2008年11月28日
サイバネットシステム本社オフィス18階 (富士ソフトビル秋葉原) -
ものづくり支援セミナー 「設計者目線のPLM "PTC/CoCreate 製品開発システム”」
2008年09月10日ー2008年09月10日
ベルサール九段 イベントホール -
CISCO & Rockwell Automation Private Show2008
2008年08月29日ー2008年08月29日
シスコシステムズ合同会社 六本木オフィス 21階












