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MOTION CONTROL

森精機、加工長6,076mmの大型複合加工試作機を披露

[2007年12月号]

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森精機のNT6600DCG6000(イメージ)

 森精機製作所(森雅彦社長)は、11月14日から4日間、同社千葉事業所(千葉県船橋市鈴身町)で開催した「初冬プロダクティビティショー」で、最大加工長6,076mm、Z軸(長尺)クラス業界最速の毎分32mの早送りスピード(X軸:40m、Y軸:30m)と業界最大のY軸ストローク(移動量)660mmを実現する同社最大の複合加工機NT6600DCG6000の試作1号機を披露した。

 同機は最大径1,070mmの大型ワークに対応し、大型航空機部品、建機部品、大型金型、センサー組込み石油パイプなど大型ワーク加工の用途向けに開発。旋削主軸はギア2段式ビルトインモータでB主軸トルク3,015N-m、C主軸トルク6,075N-m。

 ガントリー型ATC(自動工具交換装置)は交換ポイントを機械上方3カ所に設け、ATCユニットをスライドさせて工具交換を実現する仕組みを採用することで、工具切替えを10秒以下で達成する。最大工具長は600mm、最大工具重量は30kg。オプションの内径加工用ロングボーリングバー(LBB)は最長1,270mm、φ120mmまで加工できる。

 最大機種NT6600DCG6000のサイズは3,975(高さ)×11,800(横)×4,453(奥行き)mmで、クーラントタンクは機械前面引出し構造を採用した。またワークを下支えする振れ止めは最大3基搭載可能で、いずれも位置決めをNCで制御できる。



千葉事業所で開かれた「初冬プロダクティビティショー」のNMV8000DCG

 NT6600DCGロングシリーズは心間(センタ間距離)バリエーションとして3,000/4,000/6,000mmの3タイプを展開する。千葉事業所では試作1号機の検証を進める一方で、すでに2号機の組付けに入っている。
 このほか加工工場内では、2台の複合加工機NT4250DCG/1500SZとファナック製ロボットで構成するロボットセルシステムの実運用、自社開発のソフトウエアMCC-LPS IIで制御するリニアパレットプールシステム用セルコントローラ、同じく自社開発で工場内の工具を一元管理するソフトウエアMCC-TMSシステムなどを紹介。組立工場では、1台の組み付けを2、3名チームで完成させるセル生産方式や、区切られたサイト内にあらかじめ機械1台分の部品を用意して組み付けから完成までを一気に仕上げるオートキャンプ場方式の運用などを紹介した。

 またショールームでは15台の加工機をデモ紹介。参考出品の5軸マシニングセンタNMVシリーズ8000DCGは最大ワーク径1,000mm、最大ワーク重量1,000kg、最大工具径240mm、最大工具長450mmと紹介された。
 千葉事業所は同社の5軸および複合加工機専用の開発製造拠点で販売サポート部隊を併設する。約5万8,500平方mの敷地に組立工場、加工工場とショールームを展開し、従業員約410人で月産約40台。

(甲斐真一郎)



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