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SOAでグローバル協業を支援

[2008年01月号]

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サービス・オリエンテッド・アーキテクチャは、標準技術をベースにしたエンジニアリング・ネットワークを実現するために必要なセキュリティとワークフローのレイヤーを組みこんでいる


 標準技術をベースにしたインターネット・ソフトウエア・アーキテクチャは、金融の世界に続いて、エンジニアリングの分野でも広く活用できる環境が整いつつある。専門家によると、この技術により、開発プロジェクトのチームは世界中のベンダーや協業者と従来よりも安全に情報のやりとりが行えるようになるという。

 サービス・オリエンテッド・アーキテクチャ(SOA)として知られる新しいソフトウエアの利用形態は、イントラネットなどの標準技術をベースにしたネットワークの基盤となり、中国やインドで新しいエンジニアリング・チームを発足させる電子機器メーカーにファイアウォールやアクセス権限などのセキュリティ対策を提供する。専門家によると、この技術が金融やヘルスケアの領域で既に広く活用され、エンジニアリングの世界にも普及する好機が訪れているという。

 IBMのチーフ・スタンダード・ソリューション・オフィサーで、米コロンビア大学工学部非常勤教授のVijay Srinivasan氏は、「多くの産業で標準技術のサービス層が構築され、SOAは今や現実になっており、我々はエンジニアリングと製造の領域でSOAをどのように活用できるのか調査している」と語る。

 Srinivasan氏によると、標準技術とミドルウエアの作成および、SOAのサービス層の構築には、これまで数十億ドルもの投資が行われている。現在のSOAでは、トランスポート、メッセージング、サービス内容の記述と探索方法、サービス品質、ワークフローなどのサービス層が組みこまれている、と同氏は言う。

 SOA向けミドルウエアを開発しているIBM(http://rbi.ims.ca/5410-537)は、北米と欧州の航空宇宙および自動車産業、欧州のタイヤメーカーとのプロジェクトを遂行するためにすでにSOAを利用している。SOAで構築したネットワークにより、IBMのエンジニアは、プロジェクトに頻繁に出入りする多くのベンダーや協業者と連携することができた。

 Srinivasan氏によると、標準技術をベースにしたアーキテクチャは、特にこのような広範囲に及ぶプロジェクトでは、独自のネットワークよりも効果的である。このようなアーキテクチャは、ラーニングカーブを短縮し、独自のネットワークではつきものの、不安定性や時間損失、データ損失を排除するからだ。

 Srinivasan氏は、「エンジニアリング・チームが同じ場所で働いている場合は、SOAは便利ではない」と言う。「しかし、米国に設計者がいてサプライヤの多くが(極)東に散在するIBMと同様に、多くの企業は世界中に散在しているパートナー企業を持つ。これらパートナーはめまぐるしく変わるため、彼らと意思疎通を図るには高速で信頼性が高いネットワークが必要になる」と語る。

 Srinivasan氏は、最近のビジネスアプリケーションの開発ではエンジニアリングでSOAを活用する段階に入っていると考えている。「SOAはミドルウエアと標準技術とともに普及してきた。この傾向は大きなうねりとなって広がり、すべてのことにおいてこのアーキテクチャを活用されるようになる」とSrinivasan氏は語る。
(Charles J. Murray)



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