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スポーツ
バイオメカニクス
[2008年01月号]
接触圧力センサー
モーションキャプチャー・スーツ、リフレクター、高解像度カメラを用いて、研究者はJennie Finch選手の投球動作の運動学的解析を行った
提供:Mark Dick/FSN
「静電容量を測定して、センサーの電極間のすきまの変化がわかる。それによって、どれだけの圧力が加わったのかを知ることができる」
このシステムを用いてFox Sportsのクルーは、フットボールがRice選手の手のひらに決して接触することはなかったことを確認できた。
クルーはさらにこの技術を用いて、米国バスケット協会(NBA)のルールが、間違った仮定に基づいていることを立証した。ルールによると、ショット・クロックの残り時間が0.3秒以内の時、選手はボールを受け取ってシュートすることは不可能であるとされているが、中指にセンサーを装着したNBAのスリーポイント・シューターはこのルールを覆した。シュートしたのはToronto Raptors所属のJason Kapono選手(http://rbi.ims.ca/5410-551)で、彼は常にクロック相手の勝負に勝ち続けた。
「正しい位置にボールを投げれば、Kapono選手は0.22秒以内にボールを受けてシュートできるということがわかった」とAbles氏は言う。「つまりルールが間違っているのだ」
モーションキャプチャー運動学
高速度カメラを使って、研究者はNFLのクォーターバックMatt Leinert選手のパスの動作を研究した
提供:FSN
Robert A. Denton社製のロードセルが時速153km(95mph)の直球の力を測定する
提供:Robert A. Denton社
「空間内にある運動選手の関節の位置を3次元的にとらえることが出来る」とBir氏は言う。「運動選手の足がどこにあって、なにをしているのかを見ることができる。選手の重心と比較して頭部がどこにあるのかを見ることもできる」
このモーションキャプチャー・システムを製作した英Vicon社のエンジニアによると、同社は分散処理アーキテクチャを開発し、それによってユーザーが多数の自己同期型のカメラを採用できるようにしたという。これらのカメラは連携し、かなり複雑な動きの運動学的解析を行う。
この技術は米国航空宇宙局(NASA)が、風洞実験における航空機のプロトタイプモデルの操舵面の解析に用いたものだ、と同社は言う。
FoxSportsはこの技術を用いて、“スカイウォーカー”のジャンプ技術、“フリーランナー”の落下方法、およびJennie Finch選手の投球技法などの解析を行った。
「生体力学ではこのシステムを頻繁に使っている」とBir氏は言う。「しかし、これまでスポーツに適用することはまれだった。特に我々がこの番組で用いたような方法はなかった」
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