以前から、産業用機械の設計エンジニアは、例えば入出力用のフィールドバス、メーカー固有仕様のモーションコントロールネットワーク、その他全般に使うイーサネットなど、複数のネットワーク技術の寄せ集めの状態を受け入れなければならない状態が続いている。しかしながら、こうしたネットワークのすべてを相手にするのは、簡単なことではない。それは、接続すべき配線、購入すべきハードウエア、開発すべきソフトウエアのすべてについて考えてみればわかることだ。すべてを1つのネットワークでカバーできるようになることは、エンジニア共通の願いではないだろうか。
その願いを実現するのが、産業用イーサネットである。産業用イーサネットは、ファクトリーオートメーションの設置コストを削減することができ、企業の業務用情報通信システムとも相性が良いので、今後大きな成長が期待されている。米ARC Advisory Group社(http://rbi.ims.ca/5411-566)のシニアアナリストHarry Forbes氏の最近の調査によると、産業用イーサネットスイッチと、関連するネットワークインフラの市場規模は、2006年には2億6,000万ドルだったのが、今後5年間で10億ドル近くまで成長すると予測している。
この成長を後押しするのは、IT関連の技術者たちだけではない。英Bosch Rexroth Electric Drives and Controls社のバイスプレジデントScott Hibbard氏は言う。「工場の技術者たちは、もしも産業用イーサネットに置き換えることができたら、工場内のすべてを、地元の電気製品販売店で買えるCAT5ケーブルとネットワークデバイスによって接続できるようになると考えている。もしそうなれば、本当に素晴らしいと思う」
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モーション制御はイーサネット活用へ
[2008年02月号]産業用イーサネットのリアルタイム性能が向上し、モーションコントロール用途への応用範囲が拡大する
産業用イーサネットは高速化が進んでいる。米Beckhoff Automation社のeXtreme Fast Controlは、EtherCATをベースとした高速システムで、100μsの応答時間を実現している
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