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ダッソー・システムズ、シミュレーションデータ管理を一元化

[2008年05月号]

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ENOVIA のPLM 機能を利用することで、SIMULIA SLM は様々な種類のシミュレーションに関連するデータ、プロセス、ツールを管理できる

 仏Dassault Systemes 社(ダッソー・システムズ)は、同社のリアリスティック・シミュレーション・ツールのブランドであるSIMULIA によるシミュレーション・ライフサイクル・マネジメント(Simulation Lifecycle Management:SLM)プラットホームの一部をこのほど発表した。

 SIMULIA SLM(http://rbi.ims.ca/5704-544)は、ダッソー・システムズのENOVIA PLM プラットホームのデータ管理、アプリケーション統合、そしてプロセスオートメーションの各機能を利用したものであり、エンジニアリング組織が、一カ所でシミュレーションに関連するすべてのデータを管理できるようにする。

 同製品は、一連の新製品群の最初の製品で、05 年5 月に同社が買収したAbaqus のシミュレーション・ツールセットを直接、コアであるPLM プラットホームに統合する。Abaqus の他にもSIMULIA SLM はNastran、HyperMesh、AcuSolve、STAR-CD などサードパーティ製のアプリケーションと連携する。

 「我々は、PLM の世界をシミュレーションの領域に広げ、シミュレーション結果とその結果に関連するすべてのデータおよびプロセスをこれまで以上にうまく管理し、主流製品の開発プロセスにそれらを組み込めるようにすることを目指している」と語るのはSIMULIA SLM のプロダクトマネジャーであるPaul Lalor 氏である。

 SIMULIA SLM 内のオブジェクトはすべての当該ファイルおよびシミュレーションに関連する属性に関連付けられ、中心となるデータベースに保存される。このデータベースは、シミュレーションの専門家だけでなく、より多くの設計エンジニアが容易にアクセスできるようになっている。

 米Aberdeen Group 社プロダクト・イノベーション・グループのリサーチ/ サービスディレクターであるChadJackson 氏によると、SLM 構想には戦略的な利点があるという。“EngineeringDecision Support Driving Better Product Decisions and Speed toMarket(技術的意思決定の支援がもたらす製品決定の改善及び市場対応の迅速化)”と題された最近のベンチマーク研究において、Aberdeen Group 社は、クラス最高のエンジニアリング組織はSLM について、技術上の意思決定の背後にある理由をドキュメント化し、その後の開発プロジェクトでの知的所有権を利用するための手段として、関心を示していることを見出した。「これと共に彼らが追い求める2 つの大きな戦略は、多くの技術上の決定と製品データ、シミュレーションと試験結果をドキュメント化することと、相関する試験とシミュレーション結果を関係づけることである」とJackson 氏は語る。

 SIMULIA SLM の将来の計画には、自動化されたシミュレーションプロセスの構築、再利用を促進するためのシミュレーション・プロダクト・ストラクチャの作成機能、そして新しい意思決定支援ツールなどの拡張が含まれる。SIMULIA SLM は現在、一部の顧客先で先行展開中であり、08 年中ごろには一般に利用可能となる。

(Beth Stackpole、設計ツール担当コントリビューティング・エディター)



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