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ボーイング、水素燃料電池を 使って初飛行に成功

[2008年05月号]

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初飛行するボーイングの水素燃料電池飛行機

 米航空機大手Boeing(ボーイング)の欧州研究技術センター(スペイン、マドリード)は、2月と3 月に3 回に渡り、航空史上初の水素燃料電池を使った有人小型機による飛行実験に成功した。

 翼長16.3m の2 人乗りモーターグライダー機Dimona は、オーストリアのDiamond Aircraft Industries が製造。これにボーイング欧州研究技術センターが、プロペラに連結した電動モーターを駆動するためのプロトン・エクスチェンジ・メンブレン(PEM)燃料電池/リチウムイオン電池ハイブリッドシステムを組み込んだ。

 マドリードの南、オカーニャにおける試験飛行では、パイロット1 名が搭乗し、リチウムイオン電池と水素燃料電池両方の動力で高度約1,000mまで上昇した後、燃料電池だけの駆動に切り替えて、時速100km で約20 分間飛行を続けた。

 ボーイングの研究員によれば、PEM 燃料電池技術は小型の有人機もしくは無人機に実用化される可能性がある。また長期的には固定酸素燃料電池が、大型旅客機の付属駆動ユニットのような、補助駆動系動力源として利用される可能性も示唆した。



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