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ELECTRONICS

危険な運転を監視するイベントレコーダシステム

[2008年06月号]

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米Drivecam社のモジュールは車のフロントガラスに装着される。CMOSカメラがドライバーと前方の道路に向けられている

 米Drivecam社が設計したフロントガラスに取り付ける新型の車載カメラモジュール「Drivecam」は、ドライバーを監視すると同時に、“運転中の出来事(driving events)”のビデオ映像を記録し、その映像を分析するために遠隔のサーバーに転送する。

 Drivecam社の技術者は、この技術によって、車の保有者がドライバーの癖を把握して直させ、危険を減らすことが可能になると期待している。その用途は、多数の車両を保有するバス会社やスクールバス会社、ゴミ収集会社、タクシー会社や、車を運転する10代の子供の親と想定している。

 「当社は“運転中の出来事”を検証して、危険な行動かどうか判定することにより、ドライバーの管理者にそれを報告する。それによって、管理者は運転手に教習を受けさせることができるようになる」と同社のバイスプレジデントPeter Ellegaard氏は言う。

 このモジュールは、米Micron Technology社製の2個のCMOSカメラセンサーと、3軸加速度センサー、米Texas Instruments社製マイクロコントローラ「MSP430」、および、DSP(Digital Signal Processor)コアとARMコアを組み込み、ビデオ用に最適化した。

 ドライバーによる急停止、急ハンドル、急加速などの何らかの“出来事(event)”が起こると、モジュール内の加速度センサーがこれを検出し、センサーデータをマイクロコントローラに送る。

 同時にCMOSカメラがビデオ映像を記録しており、それをDSPに送って符号化する。装置に組み込まれたソフトウエア・アルゴリズムによってデータを検証し、後の分析のためにビデオデータを保存するか否かを決定する。保存すると決定した場合には、バッファされているすぐ前の数秒のビデオデータをメモリーに格納する。

 符号化されたデータは256Mバイトのオンボード・フラッシュメモリーに格納される。後日、あるいは夜、車を駐車した時にDrivecamは“出来事”のビデオデータをアイオワ州とフィリピンにある同社のサーバーに転送する。そこでアナリストがビデオデータを検証し、車両管理者に通知すべきかどうか判断する。

(Charles J. Murray)



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