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PTC、航空宇宙防衛業界のS1000D規格対応を支援
[2008年06月号]
Arbortext Editor for S1000Dの画面例
技術文書分野において37年以上の経験を持つ同社プロダクト&マーケティング戦略、S1000Dダイナミックパブリッシング担当ディレクターCharles C. Cartwright氏は、「S1000Dは、これまで軍で使われてきたさまざまな規格やATA2200などの規格を置き換えている。近い将来には、S1000D規格が唯一の規格になると考えられている。実際に米Boeing社(ボーイング)や仏Airbus社(エアバス)は、将来的にはS1000Dだけに準拠した機体のみを作ると発表している」と語る。
S1000Dは、1980年代に欧州の航空宇宙規格として始まった。2000年に英国陸海軍のプラットホームで使用が開始され、03年には米陸海軍のプラットホームでの採用が発表された。現在、米航空宇宙工業協会(Aerospace Industries Association:AIA)と米国航空運送協会(Air Transport Association:ATA)がこの規格グループに参加しているため、すべての軍用機、商用機に同規格が適用されるようになった。
同規格は欧州全域で使用され、全世界の陸海軍および民間航空の各プラットホームで採用が拡大している。現在は、民間航空業界のユーザーからの要求を多く取り入れたIssue 3.0が使われている。08年第3四半期には、米国陸軍の要求を多く採用したIssue 4.0が出る予定である。
航空宇宙防衛業界がS1000Dを採用する理由がいくつかある。さまざまな契約の中で、S1000Dに準拠することが規定されていることや、準拠することによりさまざまなメリットを得られることが挙げられる。また、紙ベースのドキュメンテーションから、Interactive Electronic Technical Publication(IETP)およびInteractive Electronic Interactive Training Manual(IETM)などの電子的な文書への移行という技術的なトレンドもある。
PTCのアプリケーション対応
PTCは、S1000D規格に対応するためにパブリッシングソリューションであるArbortextやITEDOを提供する。「ターンキーの標準のソリューションとして、S1000Dに必要なすべてのデータを提供できるArbortextのモジュールがある。このようなデータは共通のデータベースで管理する必要があり、Arbortext CSDB for S1000Dでこの環境を実現している」とCartwright氏。作成したデータは、Arbortext Editor for S1000Dで編集し、 Arbortext Publisher for S1000Dによって紙や電子データで出力できる。また、Arbortext IETP Viewer for S1000Dにより、CD-ROMやウェブブラウザにデータを出力可能である。「このソリューションを利用することで、ドキュメントの準備にかかる時間とコストの削減、さまざまな資料の記載および再利用などさまざまなメリットを得られる」(同氏)。Cartwright氏によると、Arbortext CSDB for S1000Dの最新版Arbortext CSDB for S1000D Release 4.2を近々リリースする予定だという。新版では、アジアのコンテンツ(全角)をカバーし、S1000D Issue 3.0をサポートする。
エアバスやボーイングは、S1000D規格に準拠するというポリシーを持っているため、サプライヤも同規格への適合が求められる。「また、航空機メーカーだけでなく、航空機を購入する航空会社もS1000Dに適合しなくてはならない。先週中国に行って、これらの航空大手から航空機を購入する中国の航空会社とミーティングを行い、S1000Dに関する問題にどのように取り組めばよいのかを話し合ったところだ」とCartwright氏は語る。
(大村泰憲)
エアバスやボーイングは、S1000D規格に準拠するというポリシーを持っているため、サプライヤも同規格への適合が求められる。「また、航空機メーカーだけでなく、航空機を購入する航空会社もS1000Dに適合しなくてはならない。先週中国に行って、これらの航空大手から航空機を購入する中国の航空会社とミーティングを行い、S1000Dに関する問題にどのように取り組めばよいのかを話し合ったところだ」とCartwright氏は語る。
(大村泰憲)
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