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村田製作所、自社製品開発用のCAEツールを外販

格安設定で設計者解析需要を掘り起こす

[2008年07月号]

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 村田製作所は6月、自社製品用に開発した解析シミュレーションソフトウエア
「Femtet」の外販を開始した。電場/磁場/電磁波/応力/熱伝導/圧電/ 音波の7分野に渡るマルチフィジックス解析が可能で、プリ/ポストプロセッサとの1パッケージとなっている。PC1台あたりの年間ライセンス価格は、PC 準固定方式で20万円、サーバー方式で25万円。

 外販にあたり、東京支社(東京都渋谷区)内にFemtetの開発・販売・サポートを行う100%子会社「ムラタソフトウェア株式会社」を5月14日付で設立した。社長は、村田製作所の新規事業推進担当執行役員を務める戸川一也氏が就任した。新会社の従業員は数名で、今後は顧客の活用事例や評価を得ながら、 Femtetの機能向上などに取り組む。また、当面は商社などは通さず、新会社だけを販売窓口とする。

 Femtetは、村田製作所が1982年から社内開発部門向けに開発してきたCAEツール。当初は圧電解析だけを対象としていたが、同社の事業拡大とともに解析対象を7分野に広げた。これらのソルバとプリ/ポストを1パッケージにして、シンプルな操作性でモデル作成から結果表示まで行えることから、設計技術者が使う解析ツールに最適と考え、外販に踏み切った。また、20年以上にわたる社内運用実績により、操作マニュアルなども充実しており、サポートも最小限で済むと見込んでいる。

 その解析機能以上に、20万円という低価格も大きな特徴。「現行のCAEツールよりも格安にしたのは、設計者解析の需要を掘り起こすことが目的だ。設計者が、電卓と同じ感覚で解析を行うには、操作性もさることながら価格も大きな判断材料となる」(村田製作所)という。

(朴尚洙)

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