リニアエンコーダ
最新トレンド

[2008年07月号]

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世界最小アブソリュートで市場参入

ニコンのアブソリュートリニアエンコーダSAL-S40A



ニコン 田口氏

 カメラやステッパなど完成品精密機器大手のニコンは、自社製品向けにさまざまなエンコーダを開発しているが、外販ではアブソリュート方式のロータリエンコーダ「MARシリーズ」が中心で、リニアエンコーダは取り扱っていなかった。

 しかし、2007年9月にアブソリュートリニアエンコーダ「SAL-S40A」を発表し市場参入を果たした。SAL-S40Aは、検出器部分が縦25.0 ×横12.7×高さ8.2mmと世界最小で、分解能は60nm、精度は±1μmとなっている。通常は複数列になるアブソリュート方式目盛を1列で実現する「M系列パターン」や、シリアル転送インターフェース「ニコンAフォーマット」など、ロータリエンコーダで培った最新技術を展開した。目盛の長さは最大 60mmで「半導体やMEMSの製造装置の需要が期待できる」(同社新事業開発本部エンコーダ事業推進部企画営業課田口洋氏)という。

 リニアエンコーダ市場に参入したのは、ロータリエンコーダで実績のあるニコンAフォーマットをリニアエンコーダでも使いたい、という顧客からの要望があったからだ。田口氏は「リニアの製品はSAL-S40Aだけだが、顧客の要望があれば新しい製品開発も検討したい」と話す。同社は、これまでカメラ生産子会社の仙台ニコンに移管していたエンコーダ事業を、08年4月からニコン本社の新事業開発本部の傘下に移しており、リニアエンコーダは事業拡大の軸になる可能性もある。

(朴尚洙)



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