MAGAZINE ARTICLES
このページをホームページに登録Directions 転換の舵取り
日本でリバースエンジニアリング
中国で合弁会社Extechを設立、投資を拡大
[2008年08月号]
米think3社 CEO
Filippo Zuccarello
当社は、2次元および3次元CADだけでなく、PLMにも対応した製品を提供している。概念的なデザインからエンジニアリング、金型設計までにいたる全工程を一つの環境で網羅できる。日本では、工業デザインのアプリケーションのベースとなるGSM(Global Shape Modeling)という技術で知られている。
リバースエンジニアリング
スタイリングの分野に強い製品を持っているため、当社にとって日本ではリバースエンジニアリングとのコラボレーションが重要となっている。
他社との違いは、当社はすべての機能を統合した1つのソリューションにしていることである。他ベンダーは、スケッチツール、2次元CAD、3次元CADなど複数の製品を持っており、各製品を連動して使えるが、データのフォーマットが異なる。そのため、データの変換が必要になり、その変換時にデータが失われ、何度も相互のやりとりをする反復作業を行う場合、限界がある。一方、当社では、概念デザイン、2次元CADおよび3次元CADによる設計を、一つの製品で統合している。今後、think3 Shapeという新しい製品を導入して、リバースエンジニアリングのデータをそのままこの製品の環境に取り入れ、GSMの技術を使って、そのデータを操作できるようにする。
他社との違いは、当社はすべての機能を統合した1つのソリューションにしていることである。他ベンダーは、スケッチツール、2次元CAD、3次元CADなど複数の製品を持っており、各製品を連動して使えるが、データのフォーマットが異なる。そのため、データの変換が必要になり、その変換時にデータが失われ、何度も相互のやりとりをする反復作業を行う場合、限界がある。一方、当社では、概念デザイン、2次元CADおよび3次元CADによる設計を、一つの製品で統合している。今後、think3 Shapeという新しい製品を導入して、リバースエンジニアリングのデータをそのままこの製品の環境に取り入れ、GSMの技術を使って、そのデータを操作できるようにする。
ISMに注力
これまでの5年間、当社はサーフェスの変更および管理を容易にするGSM技術に相当な開発工数を注いできた。今後は、ISM(Interactive Solid Modeling)という新しい技術分野に力を入れていく。これは、サーフェスの容易な変更を可能にしたGSMの概念をソリッドにも展開しようとするもの。従来、ソリッドを扱う場合はフィーチャやパラメトリックの操作が中心だったが、ISMでより柔軟なソリッドの操作を可能にしていく。
中国市場でナンバー1目指す
こうした製品ポートフォリオを生かして、今後はより積極的な事業展開を図っていきたい。その戦略の一貫として、日本や欧州でのプレゼンスをより強固なものにしつつ、インドや中国などの新興市場にさらに参入していく。特に、中国やインドなどでは、この分野でナンバー1を目指し、事業を展開していきたい。中国やインドの豊富で優秀な人材の力を、日本や欧州向けの製品開発に生かしていく。現在、すでにインドのバンガロールのチームが製品開発にかかわっているが、今後は中国への投資に力を入れ、中国の開発部隊も製品開発に加わるようになる。
各国の製造業の生産高の数字と製造業向けのソフトウエアへの支出の金額を見ると、米国、欧州、日本では生産高に見合うようにソフトウエアへの支出も行われている。一方、中国では、生産高に対するソフトウエアへの支出がかなり少ない。現在、中国での産業用ソフトウエアの支出は年間約1億9,000万米ドルだが、割合でみるとほかの国の1/10ぐらいしかない。中国でほかの国と同等の比率でソフトウエアへの支出が行われると、年に約20億米ドルの売り上げが期待できる。中国の製造業は年率24%の成長を遂げているので、20億米ドル規模の市場が年率24%で伸びる可能性がある。中国の製造業は、日本や米国、欧州などの製造業に比べると大きく成長しているが、ソフトウエアでの支出はまだこれからだ。中国でのソフトウエア分野でのリーダーは確立されていないので、リーダーの地位を獲得できる大きなチャンスがある。
こうした経緯から、2008年5月20日に、中国の大手CAD/CAMメーカーとの合弁を発表した。その合弁相手の会社は、清華大学からスピンアウトした Beijing Extech Science and Technology社で、CADやPDMの分野では、中国で15年以上の実績を持っている。大学をベースにした高度な技術や、市場での深いノウハウと定着度を持った強いローカルプレーヤーである。中国国内でのサービス組織もしっかりしている。この会社の力と当社の製品群と技術、グローバルなネットワーク、販売ノウハウを組み合わせる。合弁会社Extechは、当社の製品を中国内で開発し販売する。
中国内18カ所にExtechのオフィスがあり、従業員数は400人強で、そのうち約280人がセールスとサービスの担当者、56人が研究開発者、それ以外が財務やマーケティングなどである。年内には研究開発者の人数を100人にする予定である。
こうした新たな動きによって当社の今後の計画も大きく変わった。これまでは、年率20〜25%の成長を見込んでいたが、より積極的に事業展開を図り、従来のビジネスはこれまで通りの成長を遂げ、中国でのビジネスで大きな伸びを期待している。3年後には売り上げの半分を中国で上げたい。
(聞き手:大村泰憲)
各国の製造業の生産高の数字と製造業向けのソフトウエアへの支出の金額を見ると、米国、欧州、日本では生産高に見合うようにソフトウエアへの支出も行われている。一方、中国では、生産高に対するソフトウエアへの支出がかなり少ない。現在、中国での産業用ソフトウエアの支出は年間約1億9,000万米ドルだが、割合でみるとほかの国の1/10ぐらいしかない。中国でほかの国と同等の比率でソフトウエアへの支出が行われると、年に約20億米ドルの売り上げが期待できる。中国の製造業は年率24%の成長を遂げているので、20億米ドル規模の市場が年率24%で伸びる可能性がある。中国の製造業は、日本や米国、欧州などの製造業に比べると大きく成長しているが、ソフトウエアでの支出はまだこれからだ。中国でのソフトウエア分野でのリーダーは確立されていないので、リーダーの地位を獲得できる大きなチャンスがある。
こうした経緯から、2008年5月20日に、中国の大手CAD/CAMメーカーとの合弁を発表した。その合弁相手の会社は、清華大学からスピンアウトした Beijing Extech Science and Technology社で、CADやPDMの分野では、中国で15年以上の実績を持っている。大学をベースにした高度な技術や、市場での深いノウハウと定着度を持った強いローカルプレーヤーである。中国国内でのサービス組織もしっかりしている。この会社の力と当社の製品群と技術、グローバルなネットワーク、販売ノウハウを組み合わせる。合弁会社Extechは、当社の製品を中国内で開発し販売する。
中国内18カ所にExtechのオフィスがあり、従業員数は400人強で、そのうち約280人がセールスとサービスの担当者、56人が研究開発者、それ以外が財務やマーケティングなどである。年内には研究開発者の人数を100人にする予定である。
こうした新たな動きによって当社の今後の計画も大きく変わった。これまでは、年率20〜25%の成長を見込んでいたが、より積極的に事業展開を図り、従来のビジネスはこれまで通りの成長を遂げ、中国でのビジネスで大きな伸びを期待している。3年後には売り上げの半分を中国で上げたい。
(聞き手:大村泰憲)
Sponsor Links
Partner Solutions
EVENTS
-
品質向上セミナー 『開発上流で品質を確保する手法と事例』
2008年12月11日ー2008年12月11日
UDX GALLERY -
第1回 アナログセミナー 『アナログICを選ぶ、使う』
2008年12月03日ー2008年12月03日
東京コンファレンスセンター・品川 -
CAEユニバーシティ
2008年11月04日ー2008年11月28日
サイバネットシステム本社オフィス18階 (富士ソフトビル秋葉原)













