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新規格のイーサネットLANで、計測機器の構築と設定を容易にする 米Agilent Technologies社(カリフォルニア州)と、米VXI Technology社(同州)の計測機器メーカー2社は、近頃LANベースの機器接続規格、LXI(LAN-based eXtensions for Instrumentation)の導入へ向けた相互接続作業に着手した。 LXIコンソーシアム(同州サンディエゴ)によって定義されるこの公開標準は、汎用のイーサネット(IEEE 802.3)LANハードウエアとソフトウエアを採用する。そして、機器間の通信を簡素化することを目標に、2004年12月には、さらに12社がこの組織へ新たに参加した。 標準的なLXIモジュールは、単独でプロセッサを内蔵し、LAN接続機能とトリガー入力を備えており、センサーや、プローブに電力を供給できる。このシステムは単体でも利用でき、また任意に連結させることで容易にシステムを拡張できるため、冷却能力や必要電力について面倒な計算をしたり、シャシーやケースを買い換えたり、システムを全面的に更新する必要がない。 LXIベースのモジュールにはこの点以外にもメリットがある。先行するLANやGP-IB(IEEE 488)インターフェースを持つ計測機器との接続性も確保されている。しかし、すでにVXI、PXI、USBなどのデータリンクが存在するのに、改めて別の規格を立てる必要があるのだろうか。 これに対して同コンソーシアムでは、これらのバスが計測分野で広く用いられているとは言いがたいこと、汎用のイーサネットを用いれば普及の面でも優位性が高いことを理由に挙げている。今や安価なデスクトップPCにもイーサネットポートが備わっており、LXIモジュールで計測システムを容易に導入して、PCとリンクすることができる。 そのためLXIモジュールでは、モジュール間、ホストコンピュータとの通信には、標準のInterchangeable Virtual Instrument(IVI)ドライバを使用している。これらの標準ドライバなら、計測システムの開発とプログラミングを簡素化し、ソフト変更を伴わず、一つの機器を簡単に別のものに代えられる。 イーサネット上では、高速通信の技術的な課題はすでに解決されている。またICとモジュールメーカーからは、既存機器にイーサネットポートと周辺回路を付加した製品群が出されている。ソフトウエアメーカーからも、既存のアプリケーションやファームウエアコードとのインタフェースを簡素にするのに必要なTCP/IPスタックが、提供されている。 イーサネットおよびLXI環境に対するサポート水準は、現状でも計測機器メーカーとユーザーにとって魅力的な選択肢なはずである。
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