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MAY 2005
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「アビエイター」に出演したラジコン機の物語【動画付】
翼を9mと長く大きく設計、安全飛行を実現、カギはレイノルズ数の解析
著者_Charles J. Murray
写真_Mark Robert Halper
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映画『アビエイター』のプロデューサーがHoward Hughes氏の一代記を映画化しようと準備を始めてすぐ、南カリフォルニア大学(USC)卒の航空宇宙エンジニアのJoe Bock氏(Bok氏)は初めてハリウッドからの契約書を受け取った。普段は軍用の無人飛行機を製造している同氏はこの契約書をじっくりと読んで、いつもと違う契約条項に気がついた。それは、映画で使用する模型飛行機3種を、1機ずつではなく、それぞれ2機ずつ要るという点だった。
「なぜ2機必要なのか」とBok氏は尋ねたという。「ハリウッドの映画関係者は、1機目が墜落したときのためにプロペラを回した状態で2機目を滑走路に待機させておく必要があるからだ」と答えた。
それから、Bok氏自身も極度に緊張する大作業が本格的に始まった。従業員35人の米Aero Telemetry社の社長であるBok氏は、巨額な資金を動かすハリウッドのプロデューサーに、大胆にも同じ機種を2機作る必要はない。私が作る模型飛行機は墜落しないからと言ったのである。
しかし、Bok氏にとって、ハリウッドでは必須の予備機なしで済ませるという決心は、エンジニアの根性ではなく、工学的知識に基づく綱渡り的行動だった。映画撮影スタジオでの一般的な考え方に反して、Bok氏は、古典的な航空力学に従って設計し、十分な大きさと重量があればラジコン模型飛行機は墜落するはずはないと考えた。
そして、同氏と6人のエンジニアからなるスタッフたちはラジコン飛行機の世界では巨大と考えられる模型を作ろうと決めたのである。最大の機種は、Hughes氏の悪名高いXF-11偵察機で、幅9.14m(30フィート)、重量294kg(648ポンド)である。大方、Bok氏が「小型」という機種も十分大きかった。すなわち、Bok氏が作ったHughes氏のH-1Bレーサーの模型は、翼長5.49m(18フィート)、重量204kg(450ポンド)、同氏が手がけたHughes氏の伝説的な巨大木造飛行艇「Spruce Goose(Hercules)」の縮尺模型は、翼端間の長さが7.92m(26フィート)、重量170kg(375ポンド)だった。
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このつづきは、次号6月号をお楽しみに!
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