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October 2005
トレンド
■ 設定・操作がより簡単なビジョンシステム
■ より高速で賢いアルゴリズム
■ 低価格化
■ システムインテグレータの採用の増加
マシンビジョンの将来


著者_MARK HOSKE,
CONTROL ENGINEERING



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 用途の充実と多様性は監視への利用を超えたマシンビジョンの強さを示す。これは同様に、全体的に購買が広がっていることも示している。
 Reed Research GroupのControl Engineering誌の調査によると、回答者のおよそ35%はマシンビジョンの購買が今後一年間で増加すると予想し、およそ54%はほぼ同じくらいの支出を予想している。調査結果はその全員がマシンビジョン製品を購入、評価、あるいは推薦する立場にいる182人の購読者からの回答に基づいている。
 マシンビジョンの利用が15以上の用途において2桁にもなっている。
 主な用途は監視、バーコードの読み取り、モーションコントロール、計測、ロボット工学である。2004年から2005年にかけて大きく成長したのは、モーションコントロール、連続処理、検証、診断、テスト、メンテナンス、SCADA、機械制御、CNC制御機器、組立型製造である。
 映像を使用するもののうち61%は工場用、17%はOEMの再販用、22%がOEM用と工場用の両方となっている。


マシンビジョンの主な用途は? マシンビジョン購入時の製品選択評価基準
出典:Control Engineering/Reed Research Machine Vision, Product Research Studies, May 2005 and June 2004 出典:Control Engineering/Reed Research Machine Vision, Product Research Studies, May 2005
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2004年の調査結果から2005年の結果で最も大きく成長している七つの用途は以下の通り。モーションコントロール、連続処理、検証、診断、テスト、メンテナンス、SCADA、機械制御、CNC設備、そして、組立型製造。 2005年の調査の回答者がTop 5に選んだのは、性能、技術サポート、使いやすさ、導入のしやすさ、および完全なソリューションである。


アプリケーションの知能

 「自動車ドアパネルとボンネットのピック&プレース作業に関する用途が、自動車産業へ自動化ソリューションを提供するサプライヤにとってますます重要になっている」と米Phoenix Automation Group社(www.phoenixautomationgroup.com)のWilliam J. Amato社長は言う。
 「これには、産業用ロボットシステムを正確に3D制御するための検出と誘導技術の応用が必要となる」とAmato氏は言う。「この用途ではこれまでに、高性能の“ハイエンド”ビジョンとレーザーベースのシステムが使われていたが、私たちは安価で取り付けが簡単なDVT SmartImage Sensorがそのような多くの用途で機能することを発見した」(同氏)。各用途は、自動車車体のスタイルの選別、精密機械加工された留め金具やトランスミッションなどのサブアセンブリ部品の測定や計測、製造上の誤作動防止手段などである、とAmato氏は言う。
 ロボット工学の用途には特別なニーズがある、と米Cognex社のIn-Sightビジョンセンサーを担当する主幹製品マーケティングマネジャー、Mark Sippel氏は言う。「モーションコントロールシステム制御用ビジョンの利用が増えたため、映像の取り込みや処理、分析をモーションコントローラと同期させられる、とても速いビジョンシステムが必要となっている。正確さはこれらの用途で成功するためのもう一つの鍵である。それらの用途では画素を距離と関連付ける換算係数が必要で、そのビジョンシステムの解像度はそのモーションシステムの正確さと再現性に関連しているからだ」とSippel氏は言う。


イーサネットを経由して

 2004年に行ったマシンビジョンに接続されるネットワークに関する調査において、回答者は、イーサネットがすぐに主要なネットワークとしてRS-232に追いつくと予測した。イーサネットは、2004年の65%から2005年には77%に増加し、RS-232は73%から69%まで減少した。このほか、ビジョンシステムに使われるネットワークでは、DeviceNetが36%から40%へ、Modbusが22%から28%へ、Profibus-DPが20%から25%へと2004年から2005年にかけて利用が顕著に増えた。
 「イーサネットが制御通信の未来を握っている。その速度と柔軟性は分析かトレーサビリティを目的としてデータ収集する技術者に多くの利点を与える。「マシンビジョンのサプライヤは、顧客に強力で使いやすいデータ収集ソフトウエアを提供し、この需要増を満たすべきだ」とKeyence Corporation of AmericaのマシンビジョンのアプリケーションエンジニアであるJoshua Jelonek氏は言う。他の注目すべきネットワーク通信方式としてイーサネット/IPやModbus/IP、ProfinetやOPCがあるとJelonek氏は言う。
 2004年には回答者の46%だったが、2005年には52%がスマート・ビジョンセンサーを使っている。また、2004年に90%がスマート・ビジョンセンサーに満足していると答えていたが、2005年にはその値が83%になった。満足についての書き込みコメントによると、人による検査に対するスマートセンサーの優位性は、プログラミングが簡単で、成功率が高いことだという。不満についての書き込みコメントによると、正確さに心配があるという。
 「この統計結果では、スマートカメラに関する顧客の満足度が90%から83%まで下がっているというように見える。これはスマートカメラにどんなことができるのかについての顧客の期待と大いに関係があるだろう。また、それは低価格化の兆候かもしれない。スマートカメラが安値で売られているなら、わずか数1,000ドルを支払えばスマートカメラが役に立つかどうか確認できるだろう。正確さに関する心配はソフトウエア次第だ。丈夫で小型なビジョンシステムに関するこのすべての話題において、顧客はスマートカメラに同梱される簡単な設定用ソフトウエアに失望するだろう」と米National Instruments社のマシンビジョン製品担当マネジャーであるKyle Voosen氏は言う。


性能、サポート、使いやすさ

 この調査結果によれば、マシンビジョンを選ぶ時には、性能と技術サポートと使いやすさの三つが主な製品選択評価基準だと分かった。重要性において、七つの要件が価格より高くランキングされた。
 「この調査で挙げられた製品選択評価基準の多くは、使いやすさに関するものである。これらは、複数の任務を担当しているオペレータが工場で各種の高性能なビジョン製品に対応する時に重要である。性能はこの評価基準のリスト上で一番に位置している。これは、当たり前のことである。センサーは価格の低さや使いやすさより、仕事を遂行できなければならないからだ」と米Banner Engineering社のビジョン製品担当ディレクタであるDan Holste氏は言う。
 「今年、ユーザーの要望に合うビジョンシステムが大幅に減少したのは、技術者がその用途で十分に対応できるハードウエアとソフトウエアの能力を持たない、安価なビジョン・プラットフォームを選んだためだ。恐らくこのことが、技術サポートや完全な製品ツールセット、インテグレータの専門技術への需要が増える一方で、製品価格の重要性が減った理由の一つだろう」とCognex社のSippel氏は言う。
 コストの認識にはあまり変化がなかった。回答者の57%はマシンビジョンが導入できないほど複雑、もしくは高価ではないと言っている。しかし、43%は高価だと言っている。これは、昨年とほぼ同じ結果である。当然ながら2005年では、資金はそれほどマシンビジョンへの投資を増やす場合の障害にはなっていない。2004年では、46%の回答者にとって資金はマシンビジョンに投資する場合の主な障害だった。2005年には、39%がそれを主な問題だと見なしているにすぎない。他の自動化システムに対する優先順位が障害だと答えたのは、2004年では14%、2005年では19%だった。


マシンビジョン製品
より多くのメーカーに関しての情報は、www.controleng.com/buyersguideにあります。ビジョンについての専門技術を持つインテグレータに関しては、www.controleng.com/integratorsにアクセスしてください。製品に関してのより詳しい情報は、以下のウェブサイトをご覧ください。
2メガピクセルのCCDビジョンシステム キーエンス
www.keyence.com
2メガピクセルのビジョンセンサー Cognex社
www.cognex.com
柔軟で使いやすいビジョンシステム Coreco Imaging社のIDP部門
www.goipd.com
進化したアルゴリズムを持つ高速なマシンビジョン National Instruments社
www.ni.com/vision
高速で低価格なスマート・ビジョンセンサー Omron Electronics
www.omron.com/oei
1.3メガピクセルの画素を持つ2000ドル以下のビジョンセンサー Banner Engineering社
www.bannerengineering.com
システムを構成するインテリジェントカメラ PPT Vision社
www.pptvision.com


順応が続く

 システムインテグレータは、社内の人的資源が不足している企業を助けるため、より多くのマシンビジョンビジネスを手がけるようになってきた。ビジョンシステムのプロジェクトに従事するインテグレータは、2004年の19%から2005年には25%まで急増した。彼らを採用しようとする企業は16%から18%へわずかながら伸びた。Omron Electronicsのビジョン製品担当マーケティングマネジャーであるRobert Lee氏によると、インテグレーションとビジョンシステムへの支出が増えたことは、市場が満足していることを示しているのかもしれないという。利用の広がりは「ビジョン技術製品の性質、進歩、開発や、簡素化への取り組み、製品の豊富な特徴や、高い成功率によるものだ」と同氏は言う。
 市場の評価は30年以上続く。「マシンビジョンは1970年代初期に市場に紹介され、1980年代からその最初の主な市場である電子機器の検査と実装工程で使われ始めた。この活躍の要因となったのは、製造した電子部品の精密さ、検査のためによく制御された環境、技術と格闘する電気技術者とプロセス技術者の意欲だった。OCRとバーコードスキャンは同じ時代に発展したが、異なる市場要因によって進歩した。ここ15年間で、ビジョンベンダーは、乱雑な環境で、よりばらつきのある部品を点検するマシンビジョン技術を進歩させ、それをより簡単に使えるようにするため、力を注いできた」とカナダCoreco Imaging社のインテリジェント製品部門で戦略開発を担当するディレクタ、Ben Dawson氏は言う。


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