Design News Japan
Design News(US) | Design News(China)
無償配布申し込み・変更 Email Newsletter申し込み
Design News JAPANの記事検索
検索方法の詳細
HOME DNニュース 最新号 バックナンバー お知らせ DNJについて サイトマップ お問い合わせ 広告掲載について
November 2005
プラスチックの応用製品



携帯機器の保護から、座り心地の良い椅子、自動車の安全走行の支援まで、鮮やかな色彩が必要なら、プラスチックを賢く選ぶと良いだろう。



音楽を救え!

米OtterBox社の「iPod MiniとiPod Shuffle用OtterBox」は、オーバーモールドしたエラストマーを上手に利用した、デジタル音楽プレイヤーiPodを水濡れや衝撃から保護する専用ケース(詳しい製品情報はhttp://rbi.ims.ca/4395-541から)

このケースは、約90センチ(3フィート)までの水没に耐えられる防水仕様を実現するため、オーバーモールドしたエラストマーをパッキング材として使用している。このパッキング材は、ケース開口部周辺を密閉するだけでなく、密閉されたヘッドフォン端子から伸びるヘッドフォンケーブルをカプセル収納するのにも使われている。こうした処置により、ヘッドフォン端子はケース内部から隔離され、水に濡れても大丈夫。OtterBox以外の製品では、ヘッドフォンに関するこのような問題は、ヘッドフォンのケーブルや端子の周りにゴム状の筒を密着させて覆うなどして、複雑な2次シールで対処している。OtterBoxでは、オーバーモールドした同様のエラストマーを緩衝材としても使い、ケース内部のiPodを保護している。iPod MiniおよびiPod Shuffle用のケースでは共に、柔らかな薄膜(iPod Mini用には透明、iPod Shuffle用には不透明なゴム)を採用している。そのため、固いポリカーボネート製のケースにも関わらず、iPodのクリックホイールやボタンの操作を、可能にしている。


プラスチックフィルムを使うルーフの製法

独OPEL社の「2005 Zafira Compact Van」では、プラスチック製モジュール式ルーフ製法を採用して塗装量と車体重量を軽減させた(詳しい製品情報はhttp://rbi.ims.ca/4395-542から)

新型2005 Zafiraは、自動車設計における長年の目標である塗装量の削減と車体重量の軽減、この2点をプラスチック製モジュール式ルーフの採用で達成した。Zafiraが搭載するルーフモジュールは、独Webasto AG社により開発、製造されている。ルーフモジュールは、長繊維強化ポリウレタンを、成形済みプラスチックフィルムを使ってバック成形している。プラスチックフィルムを使うことで、ルーフ表面の仕上がりには、高い光沢が与えられる。このフィルムには、GE Advanced Materials社のLexan SLXが採用されている。Lexan SLXの光沢度は110である。Webasto社では、この新しい多層ルーフ構造に塗料を注入することで、下塗りや塗装を不要としている。塗装が不要になるため、揮発性有機化合物の排出が削減される。また、その重量も金属を使った従来の製法に比べ、約40%軽減されている。


多彩な目の保護

仏Bacou-Dalloz社の「Fit Logic」および「Pivot」安全メガネ(詳しい製品情報はhttp://rbi.ims.ca/4395-543から)

プラスチック用に色を開発するのは、製品開発時間のうち、数週間に及ぶのが通例だ。設計者と技術者は、外見の美しさ、成形方法、そして性能に対する影響すべてを、候補に挙がっている多くの色について評価する。エラストマー系材料を使ったカラフルなフレームに丈夫な保護レンズを組み合わせた2種類の新しい安全メガネ用に、Bacou-Dalloz社の開発チームは、適切な色をこれまでより早く選ぶための方法を発見した。開発チームは、Clariant社のColorWorks Design & Technology Centerを訪問したのだ。同センターが持つコンピュータシミュレーションツール、施設内にある処理装置、そして、色彩の専門家らの支援を受け、Bacou-Dalloz社のチームは、候補となっている各色が、製品の外見だけでなく、成形プロセスにどのような影響を与えるかを短時間で評価することができた。1日が終わる頃には、Bacou-Dalloz社の開発チームは、大方の色を決定し、センターを後にした。
ColorWorksの詳細はhttp://rbi.ims.ca/4395-544から


快適なオフィスチェア

米Knoll社の「Chadwick」オフィス用チェアは、座る人の動きに合わせたサスペンションと、動かしやすい調整メカニズム付き(詳しい製品情報はhttp://rbi.ims.ca/4395-545から)

椅子に座る人の動きに合わせたサスペンションと、容易に手が届き動かしやすい調整メカニズムにより、米Knoll社の最新オフィス用チェアに座れば、快適さを感じられるはずだ。このオフィス用チェアは、その設計において、ユーザーの多くが見逃しがちな点についても、バランス良く仕上げることに成功している。フレームや肘掛け、脚をプラスチック製にすることで、高い強度、外見の良さ、そして環境への影響を最小限にするという要求をバランス良く満たしている。そのバランスの良さを表しているのは肘掛けだ。肘掛けは、Ultramid SEG8をガス成形している。Ultramid SEG8は、独BASF社が新しく開発したナイロンで、ガラス含有率を高くしても、つやのある表面が得られる。強度を得るために肘掛けは、ガラス含有率を40%としている。それにもかかわらず、肘掛けの表面は、Knoll社の厳しい外見についての要求を満たしている。塗装の代わりに成型時に着色しているため、環境に優しい。Ultramid SEG8の表面を強化する際の一つの鍵となるのは、通常のナイロンに比べ、80%も量が多い点である。



反射材の保護

米Avery Dennison社の高速道路用マーカーは、耐摩耗性を25%向上させ、さまざまなプラスチック材料に塗布できる(詳しい製品情報はhttp://rbi.ims.ca/4395-547から)

車や雪上車が高速道路に埋め込められたプラスチック製反射マーカーの上を通るたびに衝撃が加わる。そして、反射マーカーが衝撃を受けるたびに、保護用のクリアコートがはがれ落ち、反射度が低減する。Avery Dennison社の最新マーカーは、耐久性に優れた独Henkel社のコート剤を使用している(Henkel社の詳細はhttp://rbi.ims.ca/4395-548から)。Loctite 193064と呼ばれるこの新しいクリアコート剤は、100%固形形状だがスプレーが可能で、溶剤ベースのコート剤に取って代わっている。Avery Dennison社が実施した試験では、Loctite 193064は、これまでのコート剤に比べ、耐摩耗性が25%向上している。さらに、スチールウールに約2.3キロ(50ポンド)の力をかけて100回摩擦した試験でも、反射度の低減は5%未満だった。Loctite 193064は、いろいろなプラスチック材料に塗布でき、ひっかきや摩擦を多数受ける個所が使用対象となる。使用される製品の例として、携帯電子機器、プラスチック製フロントガラス、腕時計などが挙げられる。




Advertisement


HOMEDNニュース最新号バックナンバーお知らせDNJについてサイトマップお問い合わせ広告掲載について
Copyright (C) 2004-2006 Reed Business Information Japan K.K.
個人情報に関する方針 / 著作権・リンクについて / 会社情報