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Green Scence
JUNE 2006
 
東芝、Wal-Mart向けに
RoHS対応ノートパソコンを製造





環境に優しい東芝製ノートパソコンA55-S1064(国内では未発売)
 米Wal-Mart Stores社はToshiba America Information Systems社と契約し、東芝製のRoHS対応ノートパソコンを米国内のWal-Martでこの春から発売する予定だ。これは、“環境保全型の製品を低価格で提供する”というWal-Mart社の企業目標に沿った活動の一環でもある。
 小売業者らによって結成された連携協力グループ「Sustainable Value Networks」は、Wal-Mart社と環境保護団体、サプライヤー、学者たちで組織されている。環境保全型の製品やプロセスを、サプライチェーンに導入することを目指す。
 東芝製のノートパソコンSatellite A55-S1064は、1.60 GHzの Intel Celeronプロセッサ380、512 MB DDR2メモリ, 40ギガバイトのハードディスクドライブ、15インチのTruBriteディスプレイを搭載。市場価格は$ 700以下になる。
翻訳記事のため、原稿執筆当時のまま掲載。
発売されたA55-S1064のオンライン価格は$697.00
http://www.walmart.com/catalog/product.do?product_id=4532528


低価格ハイブリッド車、ホンダフィット

ホンダのフィット ハイブリッド
 ホンダはまもなく低価格のハイブリッド車を米国で発表する予定だ。日本国内で人気のあるサブコンパクトカー、フィットのハイブリッド版が登場する。フィット ハイブリッドは、早ければ来年、価格$12,000以下で販売されることが見込まれており、ガソリン車のフィットと比べた価格差は$1,500以下となる。フィットは初の$12,000以下のハイブリッド車であり、自動車市場で主流となり得る低価格ハイブリッド車になる。
 ホンダの代表取締役である福井威夫氏は、ハイブリッド車における割増価格が$1,680以下になってから、ハイブリッド車を販売の本流に乗せるべきだと述べている。この点でフィット ハイブリッドは福井氏のいう基準をカバーしている。
 福井氏によると、トヨタやフォード車が行なっているようなハイブリッド車の大量生産について、ホンダはまだ戦略的な判断を下していないという。しかしながら、自動車業界の専門家たちは、ホンダもフィット ハイブリッドによって、ハイブリッド市場に大きく参入してくるだろうと見ている。
 ハイブリッド車とガソリン車の価格差が$1,500以下になっても、消費者の立場に立てばハイブリッド車の購入によって、その価格差に値するガソリン出費を抑えられる程ではない。そのため、ハイブリッド車の販売は価格面ではなく、消費者の環境問題への関心にまだ大きく依存している。フィットについては、ガソリン車でも1.3lエンジンで約1.6 km/4l(56 mpg)の燃費を実現している。



謎多いRoHS指令、製品検査の可能性あり

 英国におけるRoHS指令施行の指揮を取っているNational Weights and Measure Laboratoryは、RoHS指令が施行される2006年7月1日に向けて、執行官の採用を始めている。同機関は採用する執行官の人数や、EUにおける同指令をどのように施行するかという点については公表していない。
 これまで、指令施行に関する情報を求める場合、英国が注目されてきた。その理由は、他のEU諸国に比べて英国が最も多くの情報を公開してきたからである。このため、英国の施行戦略が他のEU諸国においても採用されそうだと一般的に予想されている。
 近頃、NWMLの管理者たちは、RoHS施行に関する情報公開を制約されているという。同機関のある情報筋によると、欧州に輸入される製品の検査を行なうために、受託業者が採用されるということだ。



ポスターとカレンダーがRoHS対応を支援

 
 RoHS指令は次々と更新されているが、その内容を参照できる、便利な無料ツールを2社が提供している。RoHS指令の更新情報を追跡・記録するカレンダーと、鉛フリーのプリント基板はんだ付け技術のアドバイスを掲載したポスターだ。
 独Phoenix Contact社(http://www.phoenixcontact.com)はA2サイズのはんだ情報ポスターを無料配布している。そのポスターで提供されている情報は、プリント基板実装プロセスにおけるIPC-A-610C規格を適用したはんだ付け技術。主に、新しいはんだ付けプロセス技術を紹介しており、RoHS指令に対応するリフロー工法なども紹介されている。
 IPC規格は、基板実装の信頼性には、さまざまな要求があると考えている。そのため、ポスターは鉛フリーはんだ技術に関する図表や定義も掲載しており、鉛フリーはんだ技術ガイドとして活用できる。
 英GSPK Electronics社(http://www.gspkelectronics.ltd.uk/)は無料の月間情報カレンダーで、各顧客やサプライヤーにRoHS指令の更新情報や対応のアドバイスを提供している。GSPK社技術部門の責任者であるDave Watson氏は、同社がRoHS指令への対応プロセスを構築し、その知識をカレンダーに反映させたと話す。



ボイドができやすいスズ―銀―銅はんだ

 米IPCの Solder Products Value Council(SPVC)によって実施された、はんだ付けの信頼性研究によると、スズ-銀-銅(SAC)合金の鉛フリーはんだを使用した接合部に、大きなボイドができることがわかった。接合部のボイドとは、X線撮影で検出されるような接合部内部のすき間のことである。スズ-銀-銅はんだを使用した場合、接合部の25%以上にボイドが形成できていた。スズ-鉛の共晶はんだを使用して同程度のボイドが形成された場合は、不合格品質となる。
 レポートによると、鉛フリーはんだの接合部により大きなボイドができても、従来の共晶はんだを使用した場合とほぼ同程度の強さに達しているという。結論として、「スズ-銀-銅合金のはんだ接合部にボイドができても、接合部の信頼性に影響が出るという証拠はない」という。



効率90%の風力発電機ジェネレータ

風速1.5〜2m/sの微風から発電できるジェネレータ
 韓国のMTI社は、風速1.5〜2m/sの微風でも発電できるジェネレータを開発した。一般的なRFPM(Radial Flux Permanent Magnet)方式ではなくAFPM(Axial Flux Permanent Magnet)方式の永久磁石を利用し、効率90%を達成している。
 永久磁石S極とN極を対面配置させ、ローターを回転させて電気エネルギーを生成する。写真のように前後に磁石を配置し、コイルを中央に配置している。中央にコアがないためにCogging現象が起こらず、小さな回転数でも電気を生成できることが特長。
 国内で販売を支援するアビエスの亀田氏によれば、すでに国内メーカーと協力し、工場の排気ダクトから送り出される風を利用し、電力を再生する用途に向け販売を模索しているという。
国内連絡先:アビエス
03-5209-2871



ダイムラークライスラーのBLUETECクリーンディーゼル車

ダイムラークライスラー社のBLUETECコンセプトJeep Grand Cherokeeと3L/V6 メルセデスベンツディーゼル搭載エンジン
 ダイムラークライスラー社は、ワシントンD.C.で催されたオートショーで、ディーゼル車のBLUETECシリーズを発表した。3種類のBLUETEC車は、コモンレール式のディーゼル技術を採用し、ガソリン車に比べ燃料効率を20〜40%高めた。
 最初のBLUETEC乗用車となるメルセデスベンツE320は、米国で今秋発売される予定だ。BLUETEC技術には、酸化触媒コンバータ、粒子状物質除去フィルター、DeNOx(窒素酸化物排出削減)システムなどが含まれる。この技術における同社の目標は、ガソリンエンジン並みにクリーンなディーゼルエンジンを、20〜40 %高い燃料効率を維持しながら実現することだった。
 同社の代表によると、BLUETEC技術は、燃料効率の点でハイブリッド車を越えており、これは長距離走行 や牽引時など、実際の日常走行を考慮しているという。ディーゼル車に加え、燃料電池車の分野でも開発を進めている。同社の100台の燃料電池車が、実際に世界の路上で走行しており、実地試験中である。



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