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2007年3月

[今月の主役]
アルミ削りだしの達人

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仙北谷英貴氏は、5軸加工と微細加工に力を入れている。加工時に使うつかみ具などの治具も社内で設計製作するのが強み。同社は現在、携帯関連や、プロジェクターや光ファイバーなどの光学関連、航空宇宙関連の部品を手がけている  
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3Dスキャナを用いたリバースエンジニアリングで作った車。プラモデルを3Dスキャンし、CADデータを抽出し、そのCADデータをもとにマシニングで削りだした。この方法ではスキャンしたデータがCADデータになるため、図面やCADデータがないものをもう一つ作りたい場合に役立つ。±10μm程度の精度は出せる  

 

 

 

米粒大のヘリコプター。全長5.5mm、胴体後方のテールローターの削り残した部分の線幅は14μm。株式会社 仙北谷がアルミニウムA5052のブロックからメインローター、胴体、脚の3部品を別々に削りだし、このヘリコプターを製作した。立型マシニングセンタの主軸回転数20,000〜30,000min-1、直径0.1mmの超硬ボールエンドミルで加工した。テールローターの14μmの線幅の部分を加工するためのプログラムを試行錯誤したという。加工時間は上記3部品合わせて約15時間である。同社代表取締役副社長の仙北谷英貴氏は、「ヘリコプターの胴体後方にある水平尾翼については、立体形状からいってエッチングで作ることは難しい」と語る。同社の得意とする、製品を精度の必要ない何点かで支持できるように材料を削りのこす方法(マイクロブリッジと呼ぶ人もいる)で上記3製品を加工した。この加工方法では、加工するときに製品をじかにおさえると製品がゆがんでしまうのを防ぐことができる。材料を大きめにとり、材料の中心に製品を作るようにする。こうすることで、製品とならない周囲の材料部分をしっかりとつかみ、機械精度で加工できる。材料を反転して両面を加工するため、位置がずれないようにするのは人間の腕である。加工後はカッターのようなもので、材料中央で支持されている製品を切り離し、手でヤスリをかけ仕上げる。同社は、直径20μmの超硬ドリルで厚さ0.2mmの板材に貫通穴を加工したり、フラットエンドミルで溝を入れていき70μmのスリットも加工できる。

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