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Automotive2007年5月 日産のモーター革新
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スーパーモーターは2003年の東京モーターショーで発表された燃料電池自動車のコンセプトカー「エフィス」(左)と共に公開された。前後の車軸に配置したスーパーモーターにより四輪を独立制御できる。05年のX-by-Wireのコンセプトカー「ピボ」(右)にも四輪独立制御用に採用されている |
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日産のモーター開発体制
日産のモーター開発が本格化したのは、発明者の中野正樹氏(現在は電動駆動研究所の所長)によりスーパーモーターの構想が生まれた時期と同じ1990年代末である。しかし当時は研究所内の各部門で分散してモーター開発を行っており、例えば当時電子情報研究を担当していた初田主任研究員は規模の小さい数10Wクラスのモーターを、有満主査は車両駆動系のkWクラス大出力モーターを開発していた。
スーパーモーター開発を担当する日産自動車電動駆動研究所の初田匡之主任研究員(右)と有満稔主査。中央にあるのがスーパーモーターの実証機で、正面の赤い印の円盤が内側ローター、青い印の円盤が外側ローターの動力と直結している。その後ろがスーパーモーター本体、一番後ろのボックスがインバータユニットである
スーパーモーターは、2000年にそのコンセプトを論文発表した後、03年の東京モーターショーで燃料電池自動車のコンセプトカー「エフィス(Effis)」と共に一般公開された。エフィスは、前後の車軸に配置したスーパーモーターにより四輪を独立制御することが可能だ。05年の東京モーターショーにはX-by-Wire電気自動車のコンセプトカー「ピボ(Pivo)」にも採用されている。
日産モーター技術の花形となったスーパーモーターの進展と共に、モーター開発の体制も整備された。エンジンパワートレインを研究する「動力環境研究所」に集約された後には、06年からモーター開発を専業とする「電動駆動研究所」として独立している。