ユーザー登録 雑誌/ニュースレター申込み・変更
自動車/輸送機器
CAD/CAE/PLM ソフトウェア
産業機械/医用機器
民生機器/コンピュータ
電子部品
機械機構部品/モーター
成形/金型/工作機械
材料
センサー/計測機器 検査装置
インフラ設備 環境省エネ機器
コミュニティ
RoHS指令クイズ
Gadget freak
ブログ
データベース
最新号
バックナンバー
イベント情報
環境コーナー
訴訟事例
新製品のコア技術
キャリア
ツール
お問い合わせ
広告ガイド
リード・エレクトロニクスグループ・ウェブサイト
EDN Japan
Semiconductor INTERNATIONAL

Cover Story

2007年5月

プラグインハイブリッドの先駆け


必要なリスク

  しかし、電池の専門家は、10年前の純粋に電池だけを動力とした電気自動車と比べ、Voltなどのいわゆるプラグイン・ハイブリッド車に関してははるかに楽観的である。内燃エンジンを追加搭載することによって、消費者の要求を実現する可能性に近づいてきた、と専門家は言う。エンジンの追加によって自動車の走行距離が劇的に伸びるからである。「電池の性能が上がるにつれて、いわば目標にこっそり近づくことになる」とCairns氏は言う。「プラグイン・ハイブリッド車を目にすることになるのは、企業イメージを高めたいと思う巨大企業のおかげかもしれない。最初に利益が少なくても、あるいは利益が無くても、喜んで販売するだろう。」
  「たしかにリスクはある」とGMのZielinski氏は付け加える。「しかしこのようなリスクに向き合わない限り、いかなる進歩も実現できない。」

cover story 5

A123Systems社は、コバルト含有負極の替わりにナノ・リン酸塩材料を用いた、自動車用リチウムイオン電池を開発した

ニッケル水素電池になにが起こったのか?
リチウムイオン電池にコスト優位性

cover story a

ニッケル水素電池とリチウムイオン電池の比較
ハイブリッド電動自動車用電池セルのコスト/生産量カーブ(年間生産量5万台〜300万台)

 10年前、ニッケル水素電池の技術は、未来の電池技術として、鉛蓄電池を追い越しそうな勢いを見せていた。
  いったい何があったのか?
  コスト問題が発生したのだ。電池の主要材料であるニッケルの価格が劇的に高騰した。専門家によると、ここ2年間だけでも、ニッケルは1トンあたり1万5,000ドルから4万ドルに値上がりしたという。
  なによりこの理由から、現在はコストがかかるとしても、長期的にはリチウムイオン電池のほうがコストメリットが高くなる可能性は大きいと専門家は確信している。
  「リチウムの原料はたくさんある」とVoltのチーフエンジニアNick Zielinski氏は言う。「得ることは簡単で、 リチウム電池の量が増えれば、コストは大幅に下がるはずだ」

Chevy Voltコンセプトカーの仕様

基本仕様
・ ボディー/スタイル: 4〜5人乗りセダン、前輪駆動、電気推進式
・ 電池タイプ: リチウムイオン電池
・ 電圧:320〜350V
・ 充電時間(110Vコンセント): 6〜6.5時間
・ 走行距離延長機能:1.0リットル、3気筒、ターボチャージエンジン

性能
・ 一日の走行量と燃費(相当値)
64 km(40マイル)以下の時:ガソリン不使用
97 km(60マイル)の時: 64 km/l(150マイル/ガロン)
129 km(80マイル)の時: 42.5 km/l(100マイル/ガロン)
・ 0-97 km/h(60マイル/h)への加速時間:8.0〜8.5秒
・ 最高速度: 193 km/h(120マイル/h)

車両寸法
・ 全長: 4.32 m(170インチ)
・ 車高: 1.34 m(52.6インチ)
・ 車幅: 1.79 m(70.5インチ)


 

Advertisement