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B787スペシャルレポート 第2回

2007年8月

B787の快適性向上技術


業種の枠を超える安定制御技術の実用化
共通のセンサーや類似したマイクロコントローラを使用

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自動車でも航空機ほど進んだものではないが、似たような安定制御技術は10年以上前から使われている
出典:GM社

 快適性向上技術を採用している製品は、ボーイング社の787ドリームライナーだけではない。自動車にも、横揺れを抑制する安定制御システムが10年以上前から搭載されている。
 これらの2つのシステムには、多くの共通点がある。どちらも、ジャイロセンサーを使用して角加速度を測定し、加速度計を使用して横方向の力を検知している。さらに、マイクロコントローラを搭載した電子モジュールを使用して動作を決定し、アクチュエータに信号を送る点も同じだ。787型機では、電気モーターがエルロンやエレベータ、ラダーなどの操舵面を駆動する。自動車では、油圧ポンプとシリンダーがブレーキを作動させる。
 主な相違点としては、ボーイング社のシステムでは、外気吸気ポートを使って機体表面上の圧力差を測定している点が挙げられる。
これによって、ボーイング社のシステムでは、ピッチ、ロール、ヨーといった揺れが発生する前に抑制動作を開始できるようになっている。
 ボーイング社のエンジニアは、使用している電子部品の種類を明らかにしていないが、マイクロコントローラのメーカーによれば、航空宇宙分野の顧客は、最先端技術を利用した部品を使用するのが通例だという。
 米Texas Instruments社(http://rbi.ims.ca/5393-598)のデジタル信号処理グループ(http://rbi.ims.ca/5393-597)でマーケティングマネジャーを務めるRam Sathappan氏は、「航空宇宙や軍事産業の分野では、最良の部品であれば値段は言わない。旅客機の場合は自動車とは違い、製品自体の大きさやコストに対して、これらの部品の価格は大きな問題ではないからだ」と言う。




 

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