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News

2007年8月

SOFTWARE
独ISD、日本の鉄骨構造エンジニアリング・機械設計領域に進出


 独ドルトムントに本社を置くCAD、PDMの開発企業ISD Software und Systeme GmbHが日本市場に参入する。すでに昨年12月には横浜市中区にアイエスディジャパン(三浦茂社長)を立ち上げた。このほどDMS出展のために来日した製品マーケティング部のArnd Paulfeuerborn部長に参入の狙いを聞いた。

エンジニアリング・モジュールの強み

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Arnd Paulfeuerborn部長(製品マーケティング部)

 ISDは77年にエンジニアリング会社として設立された。80年代に入るとソフトウエア開発に展開しCADシステムHiCADとPDMシステムHELiOSをリリースした。ドイツ語圏で販売を展開し、ベルリン、ハノーバー、マンハイム、ニュルンベルグ、ウルムにオフィスを展開するほか、欧州内ではオランダ、オーストリア、スイスにも子会社を開設している。
機械設計CADシステムがコアだが、ブランチ・ソリューション(モジュール)として板金エンジニアリング、鉄骨構造エンジニアリング、プラント設計、パイプライン&バルブなどを提供。
このモジュール機能とCADとの連携に関してPaulfeuerborn 部長は「例えば鉄骨構造エンジニアリングのモジュールを活用すれば鋼材と搬送設備のBIM(Building Information Modeling)の機械設計を連携させて作業できる。が他のCAD製品と差別化のポイント」と語る。

3Dと2Dの統合CAD
 HiCADのもうひとつの特徴は、3次元CADと 2次元CADを一体設計できること。「HiCAD内では3Dと2Dの連携を自由に取れるため、既存のCAD成果物の再利用をはじめ、依然として多い2Dの出図要請にそのまま対応できる」とPaulfeuerborn 部長。
 また「HiCADは同一ファイル、同一形式で2Dと3Dを生成するから設計者は2Dで作業するとか3Dで作業するという選択は不要だ。だから2D設計から3D設計へ移行しようとするエンジニアにとって、極めてスムーズな操作感覚で実現できる」と語る。
 CADのカーネルには独自開発のESM(European Solid Modeler)を使用している。これにより3D CADとしての柔軟性に富み「ヒストリベースのパラメトリックモデリングとしても、ノンヒストリ・ダイナミックモデリングとしても機能する。またこの結果、部品点数が5万〜6万点にのぼるような大規模アセンブリにも対応できる。」

Out of the Box PDM

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HiCAD neXtによる3D画面例

 顧客ごとにさまざまなカスタマイズが要求されるPDMだが、HELiOSは「Out of the Box」ソリューションを特徴とする。これは「機械設計向け鉄骨構造エンジニアリングのカスタマイズを実現したPDMを用意し、同業種におけるニーズの90%を基本機能化している。残り10%のカスタマイズもワークフローやグラフィックなどのツールを用意して顧客に過剰な負担とならないための工夫がある」という。HELiOSはマルチCAD環境にも対応するほか、異なるERP、SCMシステムとの連携機能も含めてPLMの領域をカバーする機能領域を持つ。
 すでにHiCADとHELiOSを併せて10万シート以上をライセンスした実績があり、CADだけの累積では4万シート、PDMが6万から6万5000シートに達する。日本では鉄骨構造エンジニアリング領域でフィンランドTekla社のXteelと競合する。また、機械設計と鉄骨構造エンジニアリング、プラント設計、配管などをPDMシステムとともに複合的に利用するユーザーの開拓も日本での課題。今年末までに販売代理店網を確立したい考えだ。
(甲斐 真一郎)


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