古河電気工業と三洋電機は、ライフラインを支える高電圧の変電・送電設備などで異常の前兆となる温度変化をいち早くキャッチし、停電や設備事故を未然に防ぐ「無線温度監視システム」を共同で開発した。
同システムは、三洋電機のセンサー用半導体チップ技術と古河電工の高圧電気設備技術を融合し、監視作業の安全性向上と保守点検作業の効率改善を実現したもの。
電気設備に設置した温度センサーユニットで取得した温度データを無線で受信ユニットに送り、距離の離れた管理事務所のパソコンなどからリアルタイムに監視できるため、常時監視を可能にした。感電の危険がある高圧環境下でも、通電したままの状態で安全に遠隔監視が行え、人が容易に近づけない危険な場所に設備を設置しても、安全な温度監視ができる。
両社は今後、無線伝送距離、測定時間設定などのニーズに基づいて仕様を固め1年以内に発売する。さらに電気設備だけでなく、物流分野、定温倉庫などでの商品温度管理への応用を進め、湿度センサーなどと組み合わせて多面的監視システムへの展開も図っていく予定である。
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従来の設備点検
開発した無線温度監視システム
システム概念図
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