ソニーは9月14日、3.8型カラー有機ELディスプレイ・パネルの量産を開始し、同パネルを9月25日発売のPDA CLIE「 PEG-VZ90」に搭載すると発表した。同パネルの画面サイズは480(×RGB)×320ピクセル、表示色数は26万2,144色。厚みは2.14mmで、150cd/m2という輝度と、NTSC面積比で約100%という「ブラウン管を超える色再現性」(同社)を実現。視野角は上下・左右とも約180度。暗所のコントラスト比は約1000:1。応答速度は最大0.01mm/秒。 有機ELディスプレイは、有機材料に電流を流すことで材料自らが発光する自発光型ディスプレイ。バックライトが不要になるだけでなく、優れた色再現性、高いコントラスト、動画に適した応答性、広視野角などの特徴を持つ。 同パネルは、上部電極から光を取り出す上面発光方式「Super Top Emission」を採用した結果、開口率を大きく確保、高輝度を実現できた。さらに、RGB各素子の有機膜層厚を最適化して反射光による多重干渉を実現することで、色純度の高い発光を可能にする「キャビティ(多重反射干渉)構造」を採用。「ブラウン管を超える鮮やかな色再現性を実現」(同社)している。 「動画などでも残像の少ない優れた応答性を有し、広い視野角や1000:1という高いコントラスト比により、さまざまな状況で利用されるモバイル機器でも高画質映像を楽しめる」(同社)