米cognex社は、部品などに直接刻印されたデータマトリックスコードや2次元バーコードを読み取って、検証する製品を投入し、市場拡大を狙うIDプロダクトビジネスユニットを創設した。合わせて、日本法人であるコグネックスは、「IDプロダクトビジネスユニット」を設立し、国内市場へIDリーダー新製品を投入し、半導体、自動車業界以外にも幅広く、市場の拡大を図る。
従来のIDリーダー(コード自動認識)製品のラインアップを全面的に刷新し、ハンドヘルドタイプ「DateMan 6400/6500」と固定タイプ「In-Sight 5110」を10月15日に発売する。
固定タイプのIDリーダー「In-Sight 5110」は照明、カメラ、識別ソフトウエア、プロセッサ、通信機能を1つの工業用パッケージとしている。防塵防水保護等級 IP67に適合し、強い湿気などの過酷な環境でも使用でき、同様の市販製品の中でも多機能で、堅牢な製品である。
ハンドヘルドタイプのIDリーダー「DateMan 6400/6500 シリーズ」は、レーザーマークやインクジェットマーク読み取りに対応した拡散明視野LEDを搭載。「DateMan 6500」は、さらにケミカルエッチングおよびダイレクトマーキングなどの、コントラストの低いコードが読み取れる独自の暗視野LED照明も採用している。
今回発売されるIDリーダーは、従来のバーコードや、QRコードなどのようにシールに印字したバーコードを製品に貼るのではなく、製品自体に直接刻印するDPMI(Direct Part Marking Identification)技術に対応している。国内では、一般的にQRコードが広く普及しているが、ISO/IEC 16022などの規格が整備されたことから、今後は、直接ウェーハなどに印字する半導体分野以外でも製品そのものに印字するDPMIの普及が予測される。
DPMI対応のIDリーダーは、RFIDなどと比較すると認識性が高く、さまざまな要因によるキズ、汚れなどのコードの劣化に強い。そのため、製造工場や物流倉庫などでのトレーサビリティ確保以外にも、電力メーターの記録やメンテナンス部品の回収、履歴の確認などでの利用も広く期待されている。
DateMan 6400/6500 シリーズとダイレクトマーキング認識例
劣化、汚れ、低コントラストに強いDateMan シリーズ
Advertisement