大同特殊鋼は、強度・被削性に優れた破断分離型熱間鍛造コンロッド用鋼を日産自動車と共同開発し、数十トン/月レベルの量産を開始した。本年度中には数百トン/月の生産規模に拡大する予定。同鋼材は日産「ティーダ」のエンジンに採用されている。
これまで破断分離工法に使用される素材は、粉末焼結や高炭素鋼の熱間鍛造で製造されたものが主流だったため、強度、被削性、製造コストの点で課題が多く、国内での採用は極めてまれだった。両社が共同開発した破断分離型熱間鍛造コンロッド用鋼は、炭素量の低減(約0.4%)、リンの増量添加(0.10%)、硫化物の形態制御により、強度と被削性、破断分離性を兼ね備えている。
また、高リン材は連続鋳造工程では品質が大きな課題となるが、丸断面垂直型連続鋳造機を適用することで、高品質材の安定製造を可能にしている。
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