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2004年11月16日
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サムスンがカメラ携帯電話向けに新型レンズを開発中
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韓国のサムスン電機グループが11月9日から独ミュンヘンで開かれているElectronica2004で、新しい構造のレンズを展示した。液体レンズと圧電モーターを利用したレンズだ。
液体レンズは、光学レンズの物理的な位置を動かさずに倍率と焦点を変えられる。これは透明な円柱形の容器に電解水と油を入れ、電導性のある電解水に電圧をかけることで電解水の形状を凸型や凹型に変えることができる。ここに光を入れてレンズとする。原理は表面張力をうまく利用する。電圧によって電解水の中のイオンが反対の極性の電極に寄ってくることで電解液の形状が凸や凹に変わる。電解水としては食塩水を使っている。電極にはITOなどの透明電極を使う。電気的にレンズの形を変えるため、繰り返し寿命は無限に近く、100万回の繰り返しテストにもびくともしないという。駆動電力は10mW以下で、印加電圧は0Vから4Vの範囲。レンズの焦点距離は5cmから無限大の範囲で変えられる。蘭フィリップス社も同様な液体レンズを開発していたが、サムスンは独自開発で、特許には抵触しないと言っている。
同じサムスン電機グループは、自動焦点レンズとズームレンズをやはり低消費電力で動かすピエゾ・モーターを利用したレンズモジュールを開発した。15V程度の電圧をかけ1/3インチ光学系のセンサーモジュールへの搭載を狙っている。複数レンズとモーター制御用のDSP(デジタル信号処理プロセッサ)、自動トラッキング機能ICを搭載したモジュールは2005年に発売するとしている。幅10.7mm、高さ16mm、奥行き17.6mmの試作品を展示した。
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