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2004年12月24日
トヨタ、衝突安全性を高めたボディ構造・シートを新型「ヴィッツ」で採用
トヨタ自動車は、より厳しい衝突条件に対応したボディ構造と、追突された際の乗員の首への衝撃をやわらげることのできる新しい「WIL(頸部傷害低減:Whiplash Injury Lessening)コンセプトシート」を、2005年初頭発売予定の新型「ヴィッツ」で採用する。新ボディ構造は、車対車の衝突試験速度を従来の50km/時から55km/時に高め、より厳しい条件に対応させている。新しいWILコンセプトシートは、従来より条件の厳しい50km/時の追突事故を想定した試験で、同社の目標をクリアしている。
軽量車ボディ開発にあたり、同社は重量車との衝突を想定し、2トンクラスの車両との(1)50%ラップオフセット前面衝突試験、(2)側面衝突試験、(3)50%ラップオフセット後面衝突試験を、それぞれ55km/時の速度で実施する。「衝突速度が従来に比べ5km/時上がることで衝突エネルギー量は約2割増加するが、生存空間やダミーの傷害値において、当社独自の目標をクリアさせていく」(同社)
新型ヴィッツの場合は、「フロントサイドメンバーやフロアクロスメンバーなどを工夫し、衝突時の衝撃を効率的に吸収するボディ構造を採り入れ、目標をクリアした」(同社)という。
WILコンセプトシートは、低速追突時の衝撃をシートバック全体で受け止める構造のシート。追突時に首が後ろに反り返らないようにするため、「クッション部で吸収し、ヘッドレストとフレーム部で支える」(同社)。このような配慮により、傷害発生のリスクを減らした。新しいWILコンセプトシートでは、50km/hの追突事故でも同社独自基準を満たしている。
より厳しい衝突条件に対応したボディ構造と、新しいWILコンセプトシートは、新型ヴィッツ以降発売するミニバン・SUVを含む乗用車系車種への採用を拡大していく。
新型「ヴィッツ」におけるボディ構造の強化
速度55km/時での衝突試験
追突された時に乗員の首への衝撃をやわらげ、傷害のリスクを低減
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