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2004年12月27日
古河電工とNHK、地上デジタル放送波を既存光ファイバのLバンド帯で伝送
Lバンド光送信器
古河電気工業と日本放送協会(NHK)は、既存光ファイバ網の未使用波長帯域(Lバンド帯)を利用して地上デジタル放送波の光信号を波長多重伝送する実験に成功した。古河電工は「地上デジタル放送のエリア拡大に向けて、新たなアプローチが可能になる」としている。
情報通信用の光ファイバ網はすでに多くの地方自治体が保有しているが、利用範囲は通常Cバンド帯という波長帯域を用いる通信網に限定されている。また、地上デジタル放送波を光信号に変換して伝送する場合にも、Cバンド帯を使うことが最も多い。両者の波長帯域が重なっているため、同一光ファイバの共用は不可能である。波長帯域の重複を避けるには、「地上デジタル放送用に新しい専用光ファイバ網を敷設するか、既存光ファイバ網を借用するしかない」(古河電工)。
古河電工とNHKは、アンテナで受信した地上デジタル放送波をLバンド用光モジュール内蔵光送信器で光信号に変換し、約25kmを光ファイバで伝送させた。Lバンドを使用したためCバンドを使う通信と混信することがなく、既存光ファイバの活用が図れる。
また実験では、地上デジタル放送信号(OFDM信号)などを光SCM方式で伝送するLバンド波長帯域用の光増幅器も使用した。伝送先での受信状況はきわめて良好であったという。
実験の実施には、茨城県庁の協力を得て、県の既設基幹通信ネットワークを利用した。
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