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2005年01月25日

三共製作所、精密楕円振動による部品損傷を抑えた部品搬送装置を発売

 三共製作所は、精密振動型の部品搬送装置「SANDEX FEEDER」の新製品を開発した。新シリーズの販売目標は150台/年の予定。

 同社の「SANDEX FEEDER」シリーズは、インデックス装置や部品のピック/プレース装置など、カムを用いた駆動ユニット全般を含むが、近年、電子部品や医用機器業界では、従来の部品搬送装置での搬送が難しい、非常に精巧な部品や異形部品、新素材の部品などが増えてきた背景から、多用途に対応するために精密楕円振動型の部品搬送装置が開発された。

 リニアタイプは、SL25/60/200の3機種。ロータリータイプは、SR90/200/750の3機種。独自のダイナミックスタビライザ制振機構はオプションで装着でき、駆動モーターには三相誘導ギヤードモーター、インバータによる周波数制御を採用している。また顧客の要望によって工具の製作にも対応する。

 精密楕円振動型の部品搬送装置は、9件の特許を含む正確な楕円振動をカム機構による新技術に組み込み、精密で安定した動きによりワーク品を滑らかに運び、難しい選別でもワーク品のダメージを最小限に抑える。 カムを使用すれば、その分コストは上がるが、従来の傾斜単振動に対し、楕円振動を採用したために、安定した搬送性能が得られ、設備自体の歩留まりを高め、顧客のニーズに応えている。楕円振動は、振動する方向に対して、斜めの特性がよく、これまでは正確な楕円を描く機構を作るのが難しかった。

 新シリーズは、コンパクトに設計された2組のカム機構を振動発生装置として採用し、正確な楕円振動を実現している。2組のカム機構が作る楕円振動により搬送する部品にダメージを与えずに滑らかな部品送りができる。

 カムとカムフォロアによるシンプルなカム機構で、確動機構による振動動作でもばね部材の共振作用がなく、振動音が発生しないため、設置場所を選ばず、搬送時の騒音を低減して作業環境を大きく改善した。また、輸送速度の変更もカム軸の回転数を調整するだけで済む。

 また、装置全体へ動きが伝わらないようにするために、カウンタバランスを用いた同社独自のダイナミックスタビライザ制振機構を開発した。この制振機構により、反動を抑制して、設置架台の剛性に影響を受けずに常に理想的な楕円振動と、安定した搬送能力を発揮できる。


精密振動送りによる部品搬送装置「SANDEX FEEDER」リニアタイプ(SL)

ロータリタイプ(SR)

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